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ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン~リスト生誕200周年記念演奏会

ティーレマン

ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン
2011年2月ライヴ、リスト生誕200周年記念演奏会
リスト&ワーグナーによる「ファウスト」プログラム

クリスティアン・ティーレマンが、来期に迫った2012年のシーズンより首席指揮者に就任予定のシュターツカペレ・ドレスデンを指揮して、リストの「ファウスト交響曲」とワーグナーの序曲「ファウスト」を演奏したライヴ映像作品が登場。ベートーヴェンの「荘厳ミサ曲」よりほぼ1年を経た、2011年2月21日と22日の2日間に亘り、ゼンパーオーパーで行われた「リスト生誕200周年記念演奏会」の模様を収録したものです。
あらゆる文学作品の中でもインスピレーションの最大の源泉ともいわれる、ゲーテの著作「ファウスト」を共通の題材にする、ワーグナーの序曲とリストの交響曲。当初の交響曲としての完成を放棄され、初演後ほどなく忘却の憂き目をみていたなかで、リストによって復活蘇演されたワーグナーの序曲「ファウスト」。ベルリオーズから勧められてゲーテの「ファウスト」を読んだことがきっかけとなり、ワーグナーとは互いに影響を授受していた時期を通じて作曲が進められたリストの「ファウスト交響曲」。ザクセン選帝侯宮廷楽団カペルマイスター時代に序曲「ファウスト」の初演指揮を手掛けたワーグナーと、やがて「ファウスト交響曲」と並ぶ大作「ダンテ交響曲」の初演指揮をザクセン王立宮廷劇場で果たすリスト。
このたびの記念演奏会は、こうしたいくつもの緊密なつながりが浮かび上がるよう趣向が凝らされていることにも注目されますが、当コンサートの主役ティーレマンもまたプログラムの重要なピースとして欠かせぬひとり。ティーレマンといえば、「指輪」「トリスタン」「パルジファル」といった数多くの演目を得意として、いまや「ワーグナー指揮者」の筆頭にも挙がるほどで、バイロイトでも、ウィーンでもその存在を抜きには語れなくなっています。その意味では、ワーグナーに似て、破天荒な活躍をみせたワイマール時代のリストの手による「ファウスト交響曲」の出来栄えにも期待がかかるところです。公演に先立ちティーレマンは「リストがこれほどにもめったに演奏されないことに驚きを禁じ得ない」と打ち明けていたそうですが、コンサート終演後には「ドレスデンにおけるフランツ・リストに当てられたあらたな光」(Die Welt)と題するレビューが紙面に大きく踊り、最大級の賛辞で迎えられました。いよいよ2013年からは、ザルツブルク復活祭音楽祭の芸術監督に就任し、シュターツカペレ・ドレスデンを率いて同音楽祭への出演を決めているティーレマン。ここへきて格段のスピードで楽壇での存在感を強めているなかで、2011年2月収録の「ファウスト・プログラム」は勢いのある彼らを目撃できるまたとない内容といえるでしょう。

 

【曲目】
ワーグナー:序曲「ファウスト」
リスト:ファウスト交響曲 S.108
【演奏】
エンドリク・ヴォトリヒ(T)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
パブロ・アサンテ(合唱指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
【収録】
2011年2月21,22日 ドレスデン,ゼンパーオーパー(ライヴ)
映像監督:ティロ・クラウセ(映像制作:ユニテル・クラシカ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2011年10月11日 16:38

更新: 2011年10月11日 17:30