【楽曲解説掲載】フーバーオーバー、5枚目となるアルバム

ひねくれPOP'N ROCKバンド“フーバーオーバー!待望、5枚目のアルバム完成。相変わらず難解な方程式のように悩ましい!?早口言葉遊びはそのままに、結成10年のアニバーサリーイヤーを終えあらにステージアップしたサウンドを魅せつける、ハイクオリティ毒入り激甘レトロポップソング集。
※特典は終了いたしました。
タワレコ特典あり:先着でPV収録 DVD-Rをプレゼント!
※特典満了次第終了とさせていただきます。
ベーシスト阿部元による楽曲解説
始めに。
「先生!問題解けましたー。」「はい、答えは156ページ」ついに発売となりました。子供の頃、問題集の下には「答えは~ページ」よくかいてありました。すぐにそこを見てしまうダメな自分、結果を早くしりたい。はい、お待たせしましました。ここにその答えはあります。
全11曲、手前味噌ですがあくまでもBaアベの個人的解釈ですので、これを読んで音楽的見地からは何も参考にはなりませんが少しでも興味を持ってくれたら幸いです。ではー。
1.「DC7」
1曲目に相応しいポップソングです。ライブの1曲目でもいいかなー。この曲のPVは、暑い夏の空の下、モッズスーツ着てトレーラーハウスで演奏してますのでぜひ見てください。見所はオジサンが銀行強盗で盗んだ現ナマのトランクケースを横から頂くG遠藤直紀の名演技。9月一杯は日テレの「夜遊び三姉妹」のエンディングで流れています。
2.「右ストレート」
「永遠なんていったって、不確かな未来よりも目の前にいる君だけが全てなんです。」サビの歌詞が印象的。そう言っといて右ストレートパンチもらったら割にあわないよね。歌の主人公は大学生(勝手な想像)。レポート提出で単位が貰える彼は、彼女のレポートをそのまま使おうとしたのがバレてパンチをもらいます。まあアジャコングが彼女だったら病院送りにされるけど、か弱い女性のパンチは目が覚めるくらいだからOK。大学時代、勉強が好きすぎて5年間も通った自分にとっては身につまされる話ですわ。ちょっと音楽的な話、普段指弾きのアベは頑張ってピックで弾いております。
3.「連チャン・シンドローム」
[シンドローム]症候群。同時に起こる一群の症候。二人は一緒にいるのが3日目か?そして9日目位になると流石にお互いウザくなってきます。わかいね~。何やってても楽しい時なんだろうな。遥か遠い過去の思い出をぼ~っと頭の中に思い浮かべます。連チャンといえば、昔ダイナマイトというパチンコの機種があって1回当ったら3.4連チャンどころではない正にダイナマイト大爆発。そうなればもう同棲しかないでしょ。サビでメロディに合わせてズンズン前に進むリズムが演奏してても気持イイ曲です。「私の中にいるのは君だけ。剥がしきれないシールみたい、、、」薄めた中性洗剤で綺麗に剥がれます。
4.「秋の空」
夜型人間のアベは夕方目が覚めてこの季節の空を見ると何故か物悲しい気持ちになります、不思議だね。読書の秋でもあり、主人公の彼女が夜な夜な想った気持(ラブレター?)をアッサリ一言で彼氏に返されるのはよくある話。だから何?みたいな。「私の事どう想ってるの?」とか「私はあなたの何?」などとテレビドラマによくあるクサイ台詞を言う女性がいます。アベは断言します、そういう事言わない人が好き!あっ!曲はアップテンポのノリノリです。
5.「ほおずきの実」
正直ほおずきの実の存在意義がよくわからんのです。食べ物?中の種を取って口で音を鳴らすらしいですが?ほおずき市があるくらいで朝顔と同じような初夏の風物でいいのかな。主人公は彼氏の頭の中、心の奥深くに潜り込んできます。洗脳ってやつですよ。コワイです。時計の秒針の様な静かな始りからサビでガツンとくる展開が気持ちイイです。フーバーの曲は短いのが多いけどこの曲は各セクションが絶妙に構成されてて、最後まで聴き込んでしまいます。
6.「ストーブ」
6曲目のバラードはVo正美のハスキーな唄が素敵な曲。レコード(古くてゴメン)でいえばA面最後に相応しい曲かな。個人的に曲は流れで1曲目から順番に聴いて貰えると嬉しいです、アルバム通して聴いているとここでホッとするね。ストーブ最近見ないなー、子供の頃はダルマストーブ(石炭が燃料)まだあったよ。田舎なスキー場で見かけるけど。レコード同様ストーブも消えていく言葉なのだろうか。因みにアベのBaの出番は1サビ終わるまで有りません。ライブで演るとしたら何してようかな~?お茶飲んで、ミカン食べて、ストーブにあたって待っています。
7.「さよならの時間」
物事には何でも終りがある。人生然り、男女の関係然り。わかってはいても納得できないのが恋愛に多いのは、恋愛自体が自分本位のものだから。どっちが悪いとかそういう問題ではないのです。答えは156ページにも有りません。歌の彼女も恋人がいる彼氏と別れる時が来たのを納得してないようです。「私ばかりがいつも寂しいのなんて不公平だわ。」ナメンナヨ(笑)
相手が結婚してたらそれは不倫みたいなもんだよ、個人的には勘弁です。曲的にはサビでヨッシーのDrのライドシンバルの裏のアクセントが気持ちイイです。
8.「現在進行形」
はい先生、~ingってやつですか。学生時代勉強しなかった自分でもそのくらい解りますよー。[タイマー]を想わせる曲調は昔の歌謡曲にも通じる雰囲気。Baラインもブンブン動いててライブで演るのは楽しそう。Voのプレート系のリバーブ処理も素敵です。フーバーはもちろん現在進行形で突き進んでおりますが恋愛ではなく自分も常に現在進行形で突き進みたいものです。歌の主人公は彼氏の彼女だか友達だかのピアスを持っているのに知らんぷりです。返してやれよ。しまいには「関係ないよ」って、オイオイ。
9.「Cカーブ」
フーバーらしい?ポップな曲。ライブで演ってもCD聴いても自然と身体を動かしたくなる楽しさが伝われば嬉しいなー。彼氏と別れたばっかしのはい、そこの貴方!は夜一人で聴いて泣いて下さい。もしくはライブでアベに声掛けて下さい、もれなくハグします。にしてもCカーブとは新種の魔球でしょうか、それとも実はCカープの間違いで広島カープの応援歌なのか、いつかはカープの優勝を夢みているアベです。前半期は調子良かったりするんだけどねー。
10.「メルトダウン」
原子炉の重大事故。炉心で発生する熱を除去できないため高温となり、燃料が溶融する状態。非常に危険。日本人にとって今年の3/11は忘れる事の出来ない日になりました。この曲は以前から完成していたもので別にこの事件とは全く関係はありません。男女の関係がメルトダウンしてしまうのをポップに歌っております。修復するまでは時間かかります。サビでの「ハイリタ~ン、、、」の意味は天才岩沢正美にしか解らないので本人に聞いて下さい。普段指弾きのアベはこの曲もピックで頑張っています。
11.「八号線」
この曲は作られた当初、岩沢正美の中ではアコギ1本で唄う静かなバラードのイメージだった様で弾き語りのライブでも演った事があるようです。バンドで進めていくうちにアルバムの最後の曲に相応しい壮大な感じになりました。雨降るなかの夜の環状八号線を車の中で聴いて下さい、安全運転で。これを書いている時点で手元に歌詞が無いのですが1Aの後半頭で「○そったれ~、、、」と空耳してしまいます、んなわけないか。
[まとめ]
「先生!レポートできましたー」アベの全11曲独断かつ偏見での感想です。なお苦情や反対意見など一切受け付けてないのでヨロシクです。曲に対する思いは人其々、このふざけた曲解説でどんな曲だろう?と思ってくれて聴いてもらえれば幸いです。そしてライブに来てくれたら尚更嬉しい。皆様あってのフーバーオーバーです、ありがとうございました。