KING OF UNDERGROUND HIP HOP！“ローン・カタリスツ”帰還

モス・デフとタリブ・クウェリによるユニット＝ブラック・スターのプロデュースを手掛け、メジャー・シーンからも絶大な支持を獲得している、天才的トラックメイカーのJ・ロウルズと、ソロMCとして絶大な支持を獲得している、USヒップホップ・シーン髄一のリリシストのJ・サンズから成る黄金コンビ、ローン・カタリスツの約6年振りとなるオリジナル・アルバムにしてキャリア最高傑作が遂にリリース！

デビューから12年…、自身の作品、コラボ作品なども含め、34もの作品をリリースし、NASやラキームといった有名ラッパーなど、錚々たるアーティストたちと共演を果たし、常にヒップホップ・シーンと真正面から向き合ってきた彼らのキャリアを総括したとも言える今作『Back To School』は、そんな彼らの音楽に対する揺るぎない愛に満ち溢れている。

プロフィール

90年代半、オハイオ州シンシナティーの大学で出会った、MCのJ・サンズと、プロデューサーのJ・ロウルズの2人により結成されたローン・カタリスツ。98年にリリースされたデビューEP『The Beginning』で、中西部のアンダーグラウンド・シーンに彗星のごとく現れた彼等は、同年にJ・ロウルズが、ブラック・スターのアルバム『Mos Def & Kweli are Black Star』のプロデュースを手掛けて以降、USヒップホップ・シーンを語る上で、欠かせない存在へと成長していった。

98年末に、B.U.K.A.Entertainmentという自主レーベルを立ち上げリリースされた初のアナログ・シングル「Paper Chase」は、いきなり3,000枚を超えるヒットを記録。99年にリリースされた2枚目のアナログ・シングル「Due Process」は、各カレッジ・チャートでナンバー・ワンに輝き、アナログが売れないといわれる時代において、12,000枚ものレコード・セールスを記録し、2001年春にリリースされた初のアルバム『Hip Hop』は、様々な音楽雑誌においても大絶賛され、最初の半年間で12,000枚を超えるヒットを記録。彼等はUSアンダーグラウンド・ヒップホップ・シーンの頂点へと上り詰めた。

その後は、ローン・カタリスツとしてのアルバムも定期的にリリースしながらも、ファイヴ・ディーズのMCでありトラックメーカーである才人ファット・ジョンとのユニット“3582”や、個々のソロ・アルバム、アシェルとブルー・ブラックのユニット“Unspoken Heard”のアルバムや、エル・ダ・センセイのアルバムへの参加など、課外活動も頻繁に行ってきた彼等が、2011年1月、アルバム『Good Music』から実に約6年振りとなるオリジナル・アルバム『Back to School』をリリース。