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“アメリカの音楽地図を書き換える異才”ジョー・ヘンリーのライヴ・レポート!

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ボブ・ディラン、トム・ウェイツをはじめエルヴィス・コステロ、エイミー・マン、ランディ・ニューマンあたりもお好きな方にお届けしたい!

ジョー・ヘンリーの初来日、初公演が3月30日に京都のライブハウス磔磔にて行われ、満員の熱気のなか最高のショーが繰り広げられました。想像していたよりもはるかに力強く、同時に繊細な演奏でした。翳りのあるしわがれた声はときに荒々しく歌いあげ、シンプルで美しい演奏のなかでいっそう存在感がありました。ドラムレスの編成にもかかわらず、パーカッシブなベースと様々なアレンジでヴァリエーション豊かな音を奏でるキーボードにサポートされ、まったく飽きない。たっぷり90分濃密なジョー・ヘンリー・ワールド。

【セット・リスト】▼

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既に横浜公演はSOLD OUT、のこすは東京の日比谷公園大音楽堂で行われる 「ウォッチング・ザ・スカイ '10」のみ!

歌と花見の野外音楽フェスティバル
「ウォッチング・ザ・スカイ '10」

2010年4月4日(日)日比谷公園野外大音楽堂
13:00開場/13:30開演

出演
▼ジョー・ヘンリー Joe Henry
▼ジェシー・ハリス Jesse Harris
▼おおはた雄一 Yuichi Ohata
▼アン・サリー Ann Sally
▼エミ・マイヤー Emi Meyer
▼ハンバートハンバート Humbert Humbert

料金:前売6,000円・当日6,800円(指定席・税込)

お問い合わせ:プランクトン http://www.plankton.co.jp/wts/index.html
03-3498-2881

 

 

◆ジョーの交流関係がすごい!◆

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エルヴィス・コステロ・・・コステロ&アラン・トゥーサンという天才と巨匠の二大大物コラボ作『ザ・リヴァー・イン・リヴァーズ』をプロデュース。2人の個性が大きく引き立つようなジョーの仕事は見事の一言。

●Tボーン・バーネット・・・ジョーのアルバムに参加したり、バーネットがプロデュースした作品にジョーがアシスタント・プロダクションで参加したり、その場で先輩のノウハウを吸収しジョーのサウンドも大きく変わって完成している。

●アラン・トゥーサン・・・ニューオーリンズのドン、アランのソロ・アルバム『ザ・ブライト・ミシシッピー』をプロデュース。有名なジャズのスタンダードのシンプルなカヴァーだが、古さを感じさせないのはジョーならではの仕事。グラミー賞にもノミネートされた。

●エイミー・マン・・・大ヒットした『ロスト・イン・スペース』の次作として期待されたアルバム『フォーゴトン・アーム』のプロデューサーに選ばれたのがジョー。間違いなくエイミーの代表作となった。

●ランブリン・ジャック・エリオット・・・ボブ・ディランが「ランブリン・ジャック・エリオットの息子」と発言し、敬愛している79歳の伝説フォーク・シンガー。最新作『ア・ストレンジャー・ヒア』をジョーがプロデュースし、見事な音のコラボを実現。グラミー賞受賞。

●キャロライナ・チョコレート・ドロップ・・・アメリカのオールド・タイム・ミュージックを演奏する3人組の新作『ジニュイン・ニグロ・ジグ』をジョーが全面プロデュース。ヒューマン・ビート・ボックスを取り入れたユニークなサウンドを聴かせる。

●サリフ・ケイタ・・・30年以上世界の第一線で活躍し、アフリカ・マリが誇るスーパースター、サリフ・ケイタの新作アルバム『ラ・ディフェロンス』の2曲をプロデュース。

●ヴァン・ダイク・パークス、ビル・フリーゼル、ミック・テイラー、オーネット・コールマン、ダニエル・ラノワ、マーク・リボー、ペイジ・ハミルトンetc・・・ジョーのアルバムに参加。

このように、まさにミュージシャンに愛されるミュージシャン、ジョー。彼こそ真のミュージシャンなのですね。

ジョーの作品に興味を持ったらチェックしよう!▼

掲載: 2010年04月02日 09:30

更新: 2010年04月02日 10:05