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〈インタビュー〉大きな出逢い - 元晴とToshizo Shiraishi - SOIL & "PIMP" SESSIONSとblissed

では実際に出逢っていったミュージシャンについて聞かせてください。

オッス。

 

このなかで最も古いお付き合いといえばどなたになりますか?

「元晴」と「トシゾー」(Toshizo Shiraishi)になるかなと思います。店の常連に「ヌカ(Nuka)」ってやつがいるんですが、今振り返ればそいつが色んなことの始まりでした。ギタリストでもあるヌカは今は「駱駝」というバンドをやっているんですが、元々は「BIG HIP BAND」という3ピースのバンドをやっていました。彼らが自主制作CDを出した時に店でライブをやってくれて、そこに飛び入りで来てくれたのが「元晴」でした。当時はまだ「SOIL & "HEMP" SESSIONS」名義の頃で、「urb」もやってたんじゃないかなと思います。そのライブでの元晴のサックスにやられちゃって、話してすぐ意気投合して、下手したらその晩にもうそのまま遊びに行ってたかもしれないです。そこから元晴との付き合いが始まっていきました。元晴とのことで忘れられないのは、ソイル(SOIL & "PIMP" SESSIONS)がメジャーと契約して、ヨーロッパでもライブをやるようになった頃、元晴は変わらず店に来てくれてたんですけど、あるとき冗談まじりに「有名人になっちゃって、もう街とか歩けないんじゃない?」って言ったら、元晴が「サマさん、俺らここ(グラスルーツ)で同じメシ喰ってる仲じゃん。今までも今も同じだよ」って言ってくれたんですよね。そこから本当の意味でなんでも言い合える仲になったのかなと思います。

 

そんなソイルからは、ジャズクラシック「Spartacus Love Theme」のカバーが収録されてます。

今回入れたソイルの曲「Spartacus Love Theme」はアルバム『Brothers & Sisters』にも入っていて、だから未発表曲とかではないんですが、すごく好きな曲なので入れたかったです。この曲は元々色んな人が演奏していて好きな曲ですが、ある日ラジオを聴いていたらこれがかかって、「すごく良いカバーだなあ」と気になったんですね。そしたらソイルの演奏でした。元晴にそれを話したら、「サマさんが作るコンピならぜひこの曲を入れてほしい」とも言ってもらえて。最近ではライブの最後にこの曲を演奏することも多いみたいで、色んな気持ちを湧き立たせてくれる曲だなと思います。

 

もうひとりのToshizoさんは「UEDA JOINT」の発起人としても知られていますね。

そうですね。ヌカってやつが繋いでくれたもう一人が「トシゾー」(Toshizo Shiraishi)で、今回のCDには彼がやっていた「blissed」というバンドの2曲(「laydown」「Asa Yama Ni Noboru」)を入れてます。ヌカたちのBIG HIP BANDのCDのなかで一曲飛び抜けてかっこいいギターが入っていて、「お前こんなカッコいいギター弾けんのかよ、すげーじゃん」って言ったら、ヌカが「いや、サマさん、それぼくじゃないんです」って言って、それがトシゾーの演奏でした(笑) そこからヌカに紹介してもらって、最初は「ブーガル・バッシュ」(Boogaloo Bash)というバンドでライブをやってもらったのかな。まだblissedが始まる前でした。そのあと、2005年なのかな、「blissed」のデモCD(『SinK UNder laKe』)を貰いました。それに入ってたのが今回のコンピに入れた「Laydown」で、店で流したらもう大ブレイクでした。お客さんたちが皆「この曲だれ?」って気に入っちゃって、「ライブ見たい!」って声が多くて、それでblissedにもライブをやってもらったのをすごくよく憶えています。

 

blissedの曲は今聴いても全然色褪せないですし、すごくいいですね。

そうですね。blissedはソイルみたいにすごく売れたわけじゃないけど、日本人のジャムバンドではいまだに最高峰だと思うし、ミュージシャンからもすごく尊敬を集めたバンドですね。今回入れた2曲は今でも聴くし、やっぱり名曲だと思います。特に「Laydown」は、デモCDにしか入ってなかったなんて信じられないですよね。トシゾーは当時上田(長野県上田市)で『UEDA JAZZ FESTIVAL』というイベントをやっていて、2006年からそれが『UEDA JOINT』になるんですけど、そっからまた色んな繋がりをもらいました。トシゾーはそのあともMarterくんとのツアーだったり、1年に1~2回はうちにライブをやりに来てくれてますね。blissedもまたやってほしいですね。

 

大きい出逢いでしたね。

そうですね。他の人もそうですが、このふたりとの出逢いがとても大きかったと言えますね。元晴とトシゾー。ふたりは、実は一緒に「so-ill」ってバンドもやっていて、それがのちに洋平(三宅洋平)とのバンド「(仮)ALBATRUS」に繋がっていったりもするので、人の出逢いはおもしろいなと思います。

 

(仮)ALBATRUSの話、またあとで聞かせて下さいね。『UEDA JOINT』にはSAMATAさん自身もDJとして出演されていましたね。

そうですね。DJで出れたのも嬉しかったですが、それきっかけでまた出逢いがあったのが嬉しかったですね。

 

カテゴリ : キャンペーン

掲載: 2016年02月03日 14:00