フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年11月23日 |
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規格品番 |
PROC-1990 |
レーベル |
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SKU |
4988031185612 |
※ 限定盤。世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ 2016年新マスタリング音源使用(英Classic Soundにて、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD変換とマスタリングを行い、SACD層用のDSDマスターを制作。CD層用にはこのDSDマスターから44.1kHz/16bitにPCM変換を行いCDマスターを制作。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレット内に他のジャケットも一部掲載)
※ 通常パッケージ仕様
※ 盤印刷面:緑色仕様
※ 解説:増田良介氏、他
マルティノンはプロコフィエフの交響曲全集を残すなど他のフランスの指揮者と同様にロシア音楽の音源が多い印象がありますが、他のロシア作品ではこの「悲愴」ともう1枚の伴奏盤、そしてショスタコーヴィチのアルバムを残したくらいで、他はあまり無いのが実情です。それにも増してロシア音楽が得意な印象があるのは、それぞれのアルバムが強烈なインパクトを残すほどの名演ばかりだからでしょう。この'57年録音の「悲愴」は、DECCAレーベルとの唯一のウィーン・フィル共演盤であり、発売当時から強力な影響力を与え、名盤として聴き継がれてきました。そこにあるのはロシア的というより曲に没入したかのようなマルティノンの指揮と、一部野性的とも言えるくらい激烈な、ウィーン・フィルの演奏にあるのではないでしょうか。この「悲愴」はリリース時よりファンが多く、ある意味個性的な表現とオケを煽るくらいの熱気を持ったマルティノンの指揮ということもあって、唯一無比の演奏であるという評価は現在でもかわりません。今回のSA-CD化により演奏のダイナミックレンジが拡がり、さらに各楽器の魅力的な音色を聴きとることができます。これに替わる「悲愴」は無い、と言わしめるほどの名演をお聴きください。カップリングのショスタコーヴィチは'58年の録音ながら優秀録音としても有名です。こちらも血の通った暑い演奏というだけではなく、確実なオケの技量を伴った、マルティノンの綿密な構成力も聴きもの。今回の高品位のデジタル化によって、よりリアルな音像と音場、芯のある各楽器の響きを再現できました。圧倒的な音質が堪能できます。
当シリーズでは制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスター・テープより高品位でデジタル化した音源を使用し、本国の専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。リリースでの重要な点は、デジタル化やマスタリングの工程含む復刻のプロセスそのものがここ数年進化してきたということが上げられます。デジタル技術に関わる機材は常に進歩しており、より高品位で繊細な音源制作が可能となってきました。オリジナルのアナログマスターを今だからこそ、より高音質で楽しむことができます。このSACD企画において、素晴らしい音でリリースすることが可能となりました。SACD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。
尚、このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、解説書には満津岡氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第2弾は、計3タイトルを発売いたします。
構成数 | 1枚
1. ピョートル・チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 《悲愴》
2. ドミトリ・ショスタコーヴィチ:交響曲 第1番 ヘ短調 作品10
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 (1)、 ロンドン交響楽団 (2)
ジャン・マルティノン(指揮)
【録音】
1957年12月9-11日 ロンドン、キングズウェイ・ホール (2)、1958年3月31-4月3日 ウィーン、ゾフィエンザール (1)
【原盤】
Decca
-
1.[SACDハイブリッド]
冒頭から盛大に聴こえるヒスノイズを聴いただけでこのリマスターの素性の良さが分かるが、その後のDレンジの大きさや、強奏時の混濁の無さ、さらには個々楽器の定位の明確さと3D的な立体感には思わず息を呑む。K・ウィルキンソンのステレオ黎明期の名録音を素晴らしいリマスターでSACD化してくれたタワーレコードには心から感謝したい。
「悲愴」は高音域がやや硬質だが聴き辛いほどではない。解像度やダイナミクスはあるのだが、音場はやや狭く平坦な印象。「交響曲第一番」は広がりのある音質で、表現力も豊か。両者とも年代を鑑みると、妥当な水準とも言える。演奏はマルティノンらしく、スピード感溢れ、切れ味のあるパワフルなものだ。
悲愴の演奏は定評のあるもので素晴らしい。ただこのSACD良いとは言えない。従来から販売されているCDで十分。SACDなら何でもいいというわけではない。SACDを作っている人の音楽性が問われるのではないでしょうか。
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