商品の情報
フォーマット |
SACDハイブリッド |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2016年10月12日 |
---|---|
規格品番 |
TDSA-32 |
レーベル |
|
SKU |
4997184971775 |
商品の説明
※限定盤、デジパック仕様
※ステレオ録音(モノラル録音:3)
※SACDハイブリッド盤
※2016年新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(英国初期盤)
※解説:満津岡信育氏、解説書合計9ページ
作品の情報
メイン
その他
商品の紹介
デ・ヴィート最後の録音であるステレオ初期の2曲を世界初SACD化!
余白にメンデルスゾーンも収録。美しいヴァイオリンの音色をSACDで再現。
デ・ヴィート最後の録音としてあまりにも名高い1959年録音の2曲を初SACD化。その短い活動期の最後を締めくくった旧EMIレーベルの孤高の名盤です。彼女の完成されたヴァイオリン演奏は、まさにSACDとして復刻するに値する永遠の名盤。オリジナルの収録曲2曲に加え、1951年録音のメンデルスゾーンを今回併録しました。今回の復刻のために、本国のマスターから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。永久保存盤です。
かつてヨーロッパ各国には固有のヴァイオリン奏法や演奏の伝統があり、その個性を競い合っていました。1962年まで現役を続けた女性ヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィート(1907~1994)はイタリアの「歌うヴァイオリン」の演奏伝統の継承者として、イタリアのみならずドイツやイギリスで活躍しました。戦前から戦後にかけてフルトヴェングラーやケンペンなどのドイツ系の大指揮者と共演録音を残しているのもそのためです。第2次大戦後のアンチ・ロマン、新古典主義的な音楽思潮の元でヴァイオリンの「歌」が抑制される中、彼女の録音も長く忘れられていましたが、ネオ・ロマン~表現主義的な演奏様式が復活した1990年頃からその遺産に陽の目が当たるようになりました。このバッハとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲は彼女にとって唯一のステレオ録音で、美しい音質で彼女の芸術を満喫できるものとして貴重な価値を放つものです。
バッハのヴァイオリン協奏曲第2番での彼女の音は、含羞の風情を含んだ優しく柔らかなもので、強弱や明暗を細やかに変化させながら流れるようなフレージングで多様な人間感情を映し出してゆきます。第1楽章の展開部に見られるように、彼女の「歌」は決して明るく楽天的なものでなく、極めてデリケートかつ内省的なもので、その微妙な味わいは他のCDからは決して聴くことができません。ここでのクーベリックの指揮との、決して記譜では表現できないような絶妙な対話は最高の聴き所と言えるでしょう。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番でも、遅めのテンポで進められる彼女のデリケートかつ内省的な「歌」は独自の魅力を生み出しています。ここでも個性的な強弱や明暗の付けかたに驚かされますが、それらは作品の内面と深く結びついていて、説得力の強さと豊かな味わいをもっています。
カップリングのメンデルスゾーンは1951年のモノラル録音。ここでの彼女はロマン派作品ということもあって、ヴァイオリンの「歌」の要素を強め、響きの熱量も上げ、早めのテンポによる情熱的な演奏を行っています。その表現がどれだけ熱っぽくなっても、総体として気品高い佇まいを失わないところは、彼女の類稀な芸術性を証明するものと言えるでしょう。(1/2)
余白にメンデルスゾーンも収録。美しいヴァイオリンの音色をSACDで再現。
デ・ヴィート最後の録音としてあまりにも名高い1959年録音の2曲を初SACD化。その短い活動期の最後を締めくくった旧EMIレーベルの孤高の名盤です。彼女の完成されたヴァイオリン演奏は、まさにSACDとして復刻するに値する永遠の名盤。オリジナルの収録曲2曲に加え、1951年録音のメンデルスゾーンを今回併録しました。今回の復刻のために、本国のマスターから96kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリングを新規で行いました。永久保存盤です。
かつてヨーロッパ各国には固有のヴァイオリン奏法や演奏の伝統があり、その個性を競い合っていました。1962年まで現役を続けた女性ヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィート(1907~1994)はイタリアの「歌うヴァイオリン」の演奏伝統の継承者として、イタリアのみならずドイツやイギリスで活躍しました。戦前から戦後にかけてフルトヴェングラーやケンペンなどのドイツ系の大指揮者と共演録音を残しているのもそのためです。第2次大戦後のアンチ・ロマン、新古典主義的な音楽思潮の元でヴァイオリンの「歌」が抑制される中、彼女の録音も長く忘れられていましたが、ネオ・ロマン~表現主義的な演奏様式が復活した1990年頃からその遺産に陽の目が当たるようになりました。このバッハとモーツァルトのヴァイオリン協奏曲は彼女にとって唯一のステレオ録音で、美しい音質で彼女の芸術を満喫できるものとして貴重な価値を放つものです。
バッハのヴァイオリン協奏曲第2番での彼女の音は、含羞の風情を含んだ優しく柔らかなもので、強弱や明暗を細やかに変化させながら流れるようなフレージングで多様な人間感情を映し出してゆきます。第1楽章の展開部に見られるように、彼女の「歌」は決して明るく楽天的なものでなく、極めてデリケートかつ内省的なもので、その微妙な味わいは他のCDからは決して聴くことができません。ここでのクーベリックの指揮との、決して記譜では表現できないような絶妙な対話は最高の聴き所と言えるでしょう。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番でも、遅めのテンポで進められる彼女のデリケートかつ内省的な「歌」は独自の魅力を生み出しています。ここでも個性的な強弱や明暗の付けかたに驚かされますが、それらは作品の内面と深く結びついていて、説得力の強さと豊かな味わいをもっています。
カップリングのメンデルスゾーンは1951年のモノラル録音。ここでの彼女はロマン派作品ということもあって、ヴァイオリンの「歌」の要素を強め、響きの熱量も上げ、早めのテンポによる情熱的な演奏を行っています。その表現がどれだけ熱っぽくなっても、総体として気品高い佇まいを失わないところは、彼女の類稀な芸術性を証明するものと言えるでしょう。(1/2)
タワーレコード
(2016/09/14)
尚、今回の復刻では満津岡信育氏による詳細な解説を新規で収納しました。このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を楽しむことができます。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としても、市場にその意味を問いたいと考えている商材です。今回のDefinition Series第7弾では、計3タイトルを発売いたします。
<音源に関しまして>
オリジナルのアナログマスターに関しまして、この盤の録音は1959年でありながらも、バッハとモーツァルトではオケや収録場所が異なっていることもあってか、かなり特殊な状況でした。ソロ自体の揺れは一部の箇所で散見され、モーツァルトではセパレーション(分離)がバッハに劣り、ところどころ聴きづらい場面があります。とりわけカデンツァやその後のオケが入った以降はモノラルに近い部分もありますが(この曲のみ録音が2箇所で行われています。録り直し、もしくは状態の良い音源が選択されたと推察されます。楽章毎でも異なる音質でした)、歴史的な録音であることを加味いただき、ご了解いただければと思います。(2/2)
<音源に関しまして>
オリジナルのアナログマスターに関しまして、この盤の録音は1959年でありながらも、バッハとモーツァルトではオケや収録場所が異なっていることもあってか、かなり特殊な状況でした。ソロ自体の揺れは一部の箇所で散見され、モーツァルトではセパレーション(分離)がバッハに劣り、ところどころ聴きづらい場面があります。とりわけカデンツァやその後のオケが入った以降はモノラルに近い部分もありますが(この曲のみ録音が2箇所で行われています。録り直し、もしくは状態の良い音源が選択されたと推察されます。楽章毎でも異なる音質でした)、歴史的な録音であることを加味いただき、ご了解いただければと思います。(2/2)
タワーレコード
(2016/09/14)
収録内容
構成数 | 1枚
【収録曲】
1. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
2. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
3. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 (モノラル録音)
【演奏】
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団 (1,3)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (2)
ラファエル・クーベリック(指揮) (1,2)
サー・マルコム・サージェント(指揮) (3)
【録音】
1959年6月24,25日 アビー・ロード・スタジオ、ロンドン(1)
1959年1月21-22日&11月9日 キングスウェイ・ホール&アビー・ロード・スタジオ、ロンドン(2)
1951年11月5,8日 キングスウェイ・ホール、ロンドン(3)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
1. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
2. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
3. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 (モノラル録音)
【演奏】
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ロンドン交響楽団 (1,3)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (2)
ラファエル・クーベリック(指揮) (1,2)
サー・マルコム・サージェント(指揮) (3)
【録音】
1959年6月24,25日 アビー・ロード・スタジオ、ロンドン(1)
1959年1月21-22日&11月9日 キングスウェイ・ホール&アビー・ロード・スタジオ、ロンドン(2)
1951年11月5,8日 キングスウェイ・ホール、ロンドン(3)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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