フォーマット |
CD |
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構成数 |
4 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2009年06月03日 |
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規格品番 |
PROC-1006 |
レーベル |
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SKU |
4988005567604 |
タワーレコード・オリジナル企画盤
UNIVERSAL MUSIC x TOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION
タワーレコード30周年記念 "ヴィンテージ・コレクション" 第8弾
2008年、フィラデルフィアOの首席指揮者に就任のデュトワが、かつて首席客演時代にデッカへ録音したラフマニノフ作品をまとめたアルバム。デュトワらしい洗練されたスタイルによる演奏で、ロシア的叙情性に溢れたラフマニノフ観とは一線を画し、流麗で華麗なスタイルによる新たなラフマニノフ像を提示しています。
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構成数 | 4枚
ラフマニノフ:
1. 交響曲第1番 ニ短調 作品13
2. 交響詩《死の島》作品29
3. 交響曲第2番 ホ短調 作品27
4. 幻想曲《岩》作品7
5. 交響曲第3番 イ短調 作品44
6. 交響的舞曲 作品45
7. 合唱交響曲《鐘》作品35
8. カンタータ《春》作品20
9. 3つのロシアの歌 作品41
【演奏】
シャルル・デュトワ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
フィラデルフィア芸術協会合唱団(7-9)
アレクサンドリナ・ペンダチャンスカ(ソプラノ)(7)
カルディ・カルドフ(テノール)(7)
セルゲイ・レイフェルクス(バリトン)(7,8)
【録音】
1990年10月(5,6)
1991年11月(1,3)
1992年1月(7-9)
1992年9月(2)
1993年2月(4)
フィラデルフィア デジタル録音
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1.[CD]
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2.[CD]
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3.[CD]
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4.[CD]
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《鐘》他2曲の収録された1枚は極めて流通が悪いとは言え豪エロクアンスで入手出来ぬこともないが、残りは輸入盤、国内盤双方で廃盤になって久しい。これぞ正に渡りに船的セット(自画自賛)。これ、一言で表すならばヌーヴェル・キュイジーヌ風のラフマニノフ。デュトワは徹底的に合奏を鍛え上げ、どこをとっても決して汚い音を出させずに調和しきったふくらみのある和音を力まずに鳴らす。オケがただでさえ巧くて美音のフィラデルフィアだけにいやぁ凄いことになってます。ちっともロシア風ではないけれどこの魅力には抗い難い。
intoxicate (C)藤原聡タワーレコード (vol.80(2009年06月20日発行号)掲載)
有名曲である交響曲第二番は他の録音に一歩譲るとしてもそれ以外の曲(「鐘」は名演)については一聴の価値ありです。ただデュトワの趣味なのか全体としてあまりにスマートで往年のフィラデルフィアサウンドを求める向きにはオススメできません。
デュトワ指揮のモントリオール響の演奏には定評があり、私も気に入っているので期待して購入したのですが、デュトワはロシア音楽にはあまり向かないのか、「ロシア的叙情性に溢れたラフマニノフとは一線を画し」とはいえ、アシュケナージ&COAのような、ラフマニノフならではの音楽の濃厚さのようなものはかんじられませんでした。デュトワはすばらしい指揮者だと思うので、これからの活躍に期待したいと思います。
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