カスタマーズボイス一覧

生命力 / チャットモンチー

限りなくロックに近いポップな作品である。彼女たちが日常の悲しみや焦燥感をとてつもないポップな表現で歌い上げているところが素晴らしいと思う。例えるなら、コップにはいっている水がロックならチャットモンチーは表面張力の部分にあるような立ち位置だ。ロックとポップのどちらにも転がっていけそうな感じが多くの支持を得ているのだろう。その絶妙なバランス感覚で熟した果実のようなロックを奏でてくれた傑作だ。

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トメさんが書いたカスタマーズボイス

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(全4件)

言うまでもなくこの作品はバンプの金字塔的傑作である。この作品でバンプの表現方法が確立されたと感じる。藤原が現在の自分と過去の自分をタイトルの公転周期となぞらえて表現している。その最終的な交点が涙のふるさとにある。バンプ初期の2作で弱い自分、強い自分を示した彼ら、どんな自分も必ず、自らの心の周回軌道上にあると教えてくれる彼らは、レアでポップ声、音で唄ってくれている。歴史に残る物語である。

今作はバインの新たなる始まりで彼らの確固たる宣言である。バインの良さは日常に密着したロックである事で、今作は今まで以上に深くそれが感じられる。SG、COMEON、指先で静と動を表現した彼らはバインの新たなる黄金律を見せてくれた。矛盾した2つの価値観を示し、現実社会では常にそれがあるという、田中のニヒリズムも感じられる。スモールタウンスーパヒーロと自らの立位置を示している様だがもう彼らに敵は無し

メジャー2作目のアルバムは彼らの次の方向性を匂わせる作品だ。全体像はシングルの雰囲気以上に思春期特有の切なさを表現している小出のパーソナルな部分も含まれているのだろう。しかし、こういう作品を出してしまった彼らは次の作品で一つの到達点に達する必要がある。この作品は彼ら自身の青春への終結、通過点である、次の作品で大人になった彼らの音を聴いてみたい。ともあれ青春を感じたい人は聴く意味のある作品である。

限りなくロックに近いポップな作品である。彼女たちが日常の悲しみや焦燥感をとてつもないポップな表現で歌い上げているところが素晴らしいと思う。例えるなら、コップにはいっている水がロックならチャットモンチーは表面張力の部分にあるような立ち位置だ。ロックとポップのどちらにも転がっていけそうな感じが多くの支持を得ているのだろう。その絶妙なバランス感覚で熟した果実のようなロックを奏でてくれた傑作だ。

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(全4件)