カスタマーズボイス一覧

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神々の雫さんが書いたカスタマーズボイス

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実演のツィクルスを、1階20列19番で聴いた者です(『大地の歌』ほかの91年10月18日の特別演奏会のみ1階20列26番)。

せっかく、今は亡き若杉さんの偉業をCD化するのなら、若杉さんが凝った選曲で添えた小品も再現して欲しい。ツェムリンスキーの「人魚姫」なぞ、いまでも珍品だし、シュレーカーの3曲も、かなりの珍曲でしょう。

天下のタワレコさんのクラシック担当の方には、そうした目配りが欲しいし、それが実現したら、間違いなく即、ポチります。

若杉さん亡き現在、もう2度と再現を望めない記録です。88年から91年までの歳月をかけて達成した、この偉業の再現のためにも、ぜひ、よろしくお願いします。

それが実現した暁には、⭐️5個+の至高の全集になると確信して止みません。今回の⭐️は、企画の残念さに対するものです。

いや、三年前に購入した時の倍以上になっているとは驚いた。当時は3,700円弱だったので、今は亡き宇野さんの批評を確認すべく購入した。
まずは昔、図書館でLPレコードで聴いた「5番」から聴いた。一聴、第一楽章、15小節目からのffの響きが、アナログ盤とはまるで違う。アナログ盤で聴いた時はもっとミリタリィで(こら宇野サンの言う『有機的な響きとは、丸で違うわ』)と思った。今風にいえば「真逆(笑)」。リアルタイムにアナログ盤で聴いた第一楽章15小節〜の響きは、この5年くらい前に録音された、EMIのワーグナーのように、鬼面人を驚かすようなクライマックスを目指したドンジャカの分厚い、ひたすら「どうだ‼️」のユニゾンだった。そう、外向的に「ビャー‼️」と、キンキラキンかつ極厚で響くffだった。アナログ盤は。
それが妙にカタすかしを喰らうような響きになっている。今日のCD化に当たり、なんかイジったのか❓キチンと聴き比べた方のアナリーゼがあれば、お聴きしたいな。

流れは自然で冒頭のホルンも美しい。ただ、繰り返しが煩わしい。そうした中で特筆すべきは、2楽章再現部fff最高潮後のゲネラル・パウゼを経て、251章節目~高弦のピツィカートにのる、チェロの深々とした柔らかい歌(253章節~)だろう。じっくりとしたテンポで朗々と歌われるメロディの懐かしさは、ちょっと比類がない。ここだけなら★5個だが…。

小澤もこういう曲ならいいかも…と、当時のDGガレリア・シリーズで購入。マリナーのようにただサクサク進むだけのクソ演奏で、できれば★ナシにしたい。曲が持つ哀感やコクが微塵もない。可能なら、一部ピリオド・アプローチを導入したクラウディオ・シモーネ&イ・ソリスティ・ヴェネティ盤と聴き比べて欲しい。シシリアーノとパッサカリアの深々とした響きに、小澤盤との落差を知り驚かれるだろう。

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