カスタマーズボイス一覧

Ceremonial Works - Mendelssohn, Glier, Oginsky, etc / Boris Sinkin, St.Petersburg Big Millitary Brass / サンクトペテルブルク大金管軍楽隊

非常に珍しいロシアの葬送行進曲集。サンクトペテルブルク大金管軍楽隊、詳細は不明だがロシアらしい分厚い金管のいわゆるロシアン・サウンドが存分に楽しめる。曲によってあたり外れはあるが。どちらかというと鑑賞用というよりは資料としてのほうが高い1枚と言った所だろう。

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レインボーさんが書いたカスタマーズボイス

(全110件)

このCDはイギリスの軍楽隊とバグパイプの音源を集めたもの。
最初に登場するのは、ダグラス・ポープ中佐指揮、コールドストリーム・ガーズ軍楽隊による世界中の歌を吹奏楽に編曲したもの。
これはデッカに録音された世界の名歌という音源と同じで、デッカからCD化されています。
またロンドンをテーマにしたアルバムも入っております。
黄金期を迎えた同隊の演奏は素晴らしいの一言。
次に登場するのは、王立スコッツ・ガーズ&サザーランド・アーガイル連隊軍楽隊で指揮者の記載はありません。
既に軍楽隊は解散していますが、これも往年の豪快なブリティッシュ・サウンドが聴けます。
またバグパイプ隊が入っているのもスコットランドの軍楽隊ならでは。
次に当時するのはイギリス王立海兵隊軍楽隊、指揮はヴィヴィアン・ダン中佐で『機械化歩兵』『海軍士官候補生』の2つのマーチを演奏しており、流石マリーンズといった演奏です。
グレナディア・ガーズ軍楽隊の演奏は指揮者の記載はありませんがハリス中佐指揮の音源と同じで、豪快なサウンドかつメリハリのある演奏が特徴。
黄金期の演奏ならではでしょう。
ちなみにデッカが原盤の様です。
次に出てくるのはアイリッシュガーズ第1大隊パイプ&ドラムスで、これはバグパイプがメイン。
その次はジョン・ウォーレス中佐指揮、イギリス王立空軍中央軍楽隊。
恐らく初復刻で、空軍関連の曲を中心にしたもの。
演奏は巧みで『空軍分列行進曲』『士官学校』『コーブルク』等は名演と言えます。
録音は1960年代前後でしょうか、音質は時期を考えると十分だと思います。
尚、本CDはR盤であり、プレス盤ではありません。

ロシアの国民楽派の作品を集めたCDです。
最初に登場する演奏家はモーリス・アブラヴァネル指揮、ユタ交響楽団で、リムスキー=コルサコフ『交響曲第2番』イッポリトフ・イワノフ組曲『コーカサスの風景第1番』グリエール『ロシア水兵の踊り』です。
アメリカのオーケストラの演奏ですが、なかなか健闘しています。
また選曲もどマイナーとは行かなくとも、録音少なめの曲なのも良い所。
次にハチャトゥリアンの組曲『ガイーヌ』は、ヴラディーミル・ゴルシュマン指揮、ウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏による。
伴奏での復刻が多いゴルシュマンでは珍しい単独の音源で、全体的にテンポは遅く、レズギンカ等は躍動感もなく、オケのレベルも高く無い(ウィーン・フィルの母体の団体ではなく、録音用の団体でしょう)が、何とも言えない味がありこれはこれで面白い。
原盤は両方ともヴァンガードで1967年録音との事だが、特に問題なく聴ける。
演奏者の名前に惹かれるなら間違いなく買い。

第二次世界大戦時のロシアの行進曲と歌を収録したCD。
レニングラード軍管区司令部軍楽隊の演奏、指揮はニコライ・ウシャポフスキー大佐、グレゴリー・ソコロフ大尉、ロマン・プロトニコフ中尉の3名ですが、個別の担当曲の記載はありません。
歌物はユーリ・ボンダレンコ指揮、ロシア連邦内務省内陸軍北西司令部舞踏歌謡アンサンブル合唱団によるもの。
内務省のアンサンブルは著名な団体に比べればまずまずと言った所で、あまり録音がない団体の演奏が聴けると言う所に価値があります。
こちらもソリストは複数記載がありますが個別の担当の記載はなし。
一方レニングラード軍管区司令部軍楽隊の演奏はここでも素晴らしい演奏を繰り広げており、ダイナミックで豪快なロシアン行進曲や、繊細な幻想曲と引き出しの広い表現力、名演揃い。
曲目も珍しい曲が多いです。
チェルネツキー、カリンコヴィッチ、アガプキンの行進曲は既出のCDからの転用ですがその他は今の所これが初出の様です。
録音は2005年ですが発売は何故か2015年。
音質は問題ないのですが。

フィリップスが発売したドイツ軍隊行進曲集は今もって名盤と名高い。
この盤はシリーズ1巻目に当たり、ヴィルヘルム・シュテファン大佐指揮、ドイツ連邦軍司令部軍楽隊の演奏で収録された物。
18世期の行進曲中心だが編曲は現代の軍楽隊にあわせた物。
演奏はシュテファン大佐を初め、戦前からの楽員も多くいた時代なので、これぞドイツと言ったカチッとした正統派の演奏を聴かせてくれます。
録音は年代の割には良い方です。

1998年にフィリップスから発売されたドイツ軍隊行進曲集に漏れてしまったドイツ行進曲を収録したものです。
ヴィルヘルム・シュテファン大佐指揮、ドイツ連邦軍司令部軍楽隊による演奏を中心に、シュテファン大佐、ハインツ・ヘルツベルク少佐指揮、ドイツ連邦軍第6軍楽隊、カール・フリードリッヒ・プロイス指揮、オリンピア吹奏楽団の音源を収録。
近年はドイツの軍楽隊でも自国の行進曲を演奏するとき、大分柔らかなサウンドになっていますが、このCDの録音が行われた頃は戦前からの楽員も多く、力強くカチッとした正統派のドイツ行進曲が聴ける優良な盤です。
LPをそのままCD化したため、収録時間は短いですが、年代の割に音も悪くなく、ドイツ行進曲入門にもおすすめです。

オッフェンバックの喜歌劇『盗賊』『ペピト』を収録したCD。
2曲とも録音は珍しい。
どちらもプラハ放送交響楽団の演奏で収録されたもの。
盗賊は1869年に初演されたオッフェンバックが創作の絶頂期に書かれた作品の一つ。
ヴラスチスラフ・アントニーン・ヴィプレルの指揮で録音されたこの盤、チェコ語による歌唱。
演奏は幾つかある盗賊の中でも、標準というか飛び抜けて良いという点はない。
それよりもボーナス扱いのペピトの方が良い出来だ。
これはフランチェスク・ディス指揮によって録音されたもの。
ペピトは1853年に初演されたオッフェンバック得意の1幕物。
他にはシュレーダー盤ぐらいしか音源がないがこれは演奏、歌唱ともによくて現時点でこの喜歌劇の決定盤だろう。
ただ、どちらもチェコ語ということもあり、歌詞とメロディが合ってない所がある。
これは原語歌唱ではない音源には大体当てはまりますが。
録音はともに1950年代で、年代を考えればだいぶ聴きやすいが、高音ではちょっと音が歪む所があり、ヒストリカル音源の音質に慣れてない人は耳が痛いかも知れません。

デビッド・マルシャル少佐指揮する、コールドストリーム・ガーズ軍楽隊の演奏による行進曲集である。
イギリスの作曲家からヨーロッパの作曲家まで、イギリス好みな渋い選曲で、ガーズ・バンドが良く取り上げる曲を収録したもの。
そのマニアな選曲は行進曲ファンは満足するはず。
マルシャル少佐は1990年から同軍楽隊の音楽監督として隊を率いた人物で、国内盤は出回らなかったものの、幾つか音源を残している。
このCDではイギリス軍楽の特徴の一つ、深いコルネットがリードするガーズサウンドとテンポ遅めの重心の低い演奏が特徴であるが、その分メリハリに欠ける部分もあり、少し退屈に感じる所もある演奏だ。
またこのレーベルらしい、残響の少ない録音も人によってはマイナスになるだろう。
基本的にはマニア向きなCDだといえる。

このCDはレニングラード軍管区司令部軍楽隊の演奏で収録された、ロシアのワルツを集めた内容である。
指揮はアレクサンドル・サラトコフスキーが一曲、セルゲイ・ソコロフが三曲振っている以外は、ニコライ・ウシャポフスキーによる物。
ここに収録されたワルツ、ロシアではお馴染みで録音も多い。
だからかレニングラード軍管区司令部軍楽隊はオケの音色を生かしつつノスタルジーな雰囲気を出すことに成功しており、この手のアルバムなら高水準な演奏だ。
楽譜はオリジナル以外にもドゥナエフやマルギン等、ソ連の軍楽隊指揮者による現代編成版を使っている曲もあるので、そこも注目だ。

レニングラード軍管区司令部軍楽隊による、帝政ロシア時代の行進曲を集めたアルバム。
プレオブラジェンスキー連隊、スラブ娘の別れなどの他に、ちょっと珍しい曲もある。
ニコライ・ウシャポフスキー大佐を始めとする4人の指揮者が振っており、編集盤ではないかと思われるが、オーケストラに匹敵するようなダイナミックな表現や、吹奏楽らしい力強さなど、名演揃い、しかも録音もだいぶ良く収録されていて素晴らしい!
ただ、37分とう短い収録時間は残念。
でも、おすすめです。

ウィーンの作曲家によるオペレッタの序曲集です。
珍しいポーランドのオケでの演奏で、オケは人数の絞った小さなオケですが、その分、大編成のオケより室内楽のような奏者の息遣いが聞こえてくるような演奏です。
録音も不足はありません。
ですが、ちょっとマニアックなので万人にお勧めとは言えないのが難点です。

フォンテックの行進曲シリーズの第3弾。変わらず武田晃隊長と陸上自衛隊中央音楽隊の演奏で収録されている。選曲はバランスよく様々な国から選曲され、また柔らかで円やかなな響きの中にも力強さのある良い演奏です。今年発売の吹奏楽曲CDの中でもおすすめのアルバムでしょう。

スジスワフ・グルジンスキ指揮、ポーランド国立放送交響楽団によるヨハン2世のワルツ集。オール・ポーランド勢で余り知られていない指揮者の演奏だが、ウィーン風とはまた違った良い意味でローカルな古き良き演奏といった所でなかなか良い。リズムが割とハッキリしているのは、ポーランドらしいと言えるだろうか。『ジプシー男爵』『酒女歌』は特に名演!録音年の割には聴きやすい音質である。

前作までと同じくこのCDもベルギーの知られざる軍楽行進曲を沢山収録している。この巻は今までの中でもマイナーな作品が多いが何れもベルギー行進曲の特色がよく出たファンファーレ隊を伴った華やかな作品で、なかなか良い作品も多い。指揮者はセヘルス楽長に変わったが卓越した技術力と流暢な音楽は見事。おすすめ。

ロシアの古いワルツを収録。音源はSP時代の物で、録音用団体による演奏が殆どだが、ニコラエフスキー指揮、ソヴィエト内務省軍楽隊や、チェルネツキー指揮、ソヴィエト国防省模範軍楽隊、アガプキン指揮、内務人民委員部軍楽隊と言った当時の軍楽隊、バラライカ等の民族編成等、演奏より時代の雰囲気を楽しむ一枚だろう。一部原盤に不備があるのか途中から始まるのもあり、音質、復刻面ではいまいち。ロシア語のみ表記

東ドイツ内務省中央音楽隊の演奏で収録された行進曲集。ゾンマー大佐時代の録音がほとんど。演奏は大変に素晴らしい、まさにこれぞ正統派のドイツ行進曲の演奏と言った所。ただ、楽長によって微妙にサウンドが違い、そこを楽しむのもまた良いだろう。定番の他に、わりと珍しい作品もありお勧め。そこそこ古い録音もあるようだが、特に問題なく聴けるだろう。

マウントバッテンコンサートの2003年盤。R.ワーテラー中佐指揮、イギリス海兵隊合同軍楽隊の演奏で収録。
行進曲からジャズまで幅広い選曲と、大人数によるド迫力なサウンド、それでいて高い技量と演奏の良さ、ロイヤル・マリーンズの魅力が存分に味わえる一枚。録音もライブ盤ながら良いし、鮮明に大人数の迫力あるサウンドを伝えてくれている。おすすめ。

ボリス・ディエフの管弦楽&吹奏楽作品集。演奏会用の作品を収録している。ディエフの曲調はメランコリックな旋律でいかにもロシア人作曲家らしい曲で、作品もなかなか親しみやすい。特に管弦楽のために書かれた2つの小品等まさにそうだろう。演奏もどれも個性があり、ロシア国立吹奏楽団、ロシア国防省軍楽隊、モスクワ放送交響楽団等々まさにロシア!ソヴィエト!と言った演奏が聴けてお勧めである。

秋山和慶指揮する東京交響楽団とマイケル・グラント大尉指揮する米国海軍第7艦隊軍楽隊のジョイントコンサートのライブ盤。前半は行進曲とジャズ、後半はクラシックとそれぞれの楽団の得意分野を集めた物で演奏は得意、不得意がハッキリ出ている(特にオケ)一回聴く分には良いが、何度も聴くのはちょっと辛い。録音はライブならまぁこんな物だろうと言った所。

ミトロパの新譜集です。収録曲ではネッカー行進曲がお勧め。本盤に収録のドスのマーチに比べて、スタンダードな作り、力強く美しいメロディー、昨今の新曲マーチには無いものがこの曲にある。演奏もやや国際化したが、ドイツらしい重心の低い重厚な演奏だ。

20世紀後半にロシアの吹奏楽界で活躍したボリス・ディエフの行進曲集。18曲の行進曲と1曲の序曲が収録されています。演奏者はソヴィエト海軍軍楽隊、ロシア国立吹奏楽団、ロシア国防省模範軍楽隊、ロシア儀仗兵軍楽隊で、新録音や作曲家自身による音源も含みます。演奏は外れは少なく、海軍軍楽隊の物は勢いがあって特に良いですね。編集盤ゆえに音質は多少差はありますが、特に問題のないレベルでしょうか。

和田薫の吹奏楽作品を集めた物。代表曲から新曲まで全9曲収録。和を全面にだした力強いその作品は多くの人に聴いて貰いたい。陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏で指揮は作曲者と田村隊長によるが、そのパワフルな演奏はなかなか良い。2015年発売の吹奏楽CDの中で最も優れた一枚になるであろう、このCD、おすすめである。

スロヴェニア国防軍軍楽隊演奏のこのCDはスロヴェニアの行進曲やファンファーレを集めた物。行進曲はパレード用の他に演奏会用作品も収録されており貴重な一枚だろう。日本では珍しい団体による演奏だが、軍楽隊らしくパワフルで力強く、中低音が安定しておりメリハリの利いた熱のある音楽、即ち良い演奏だ。録音年は不明だが、いくつかの音源を集めた物らしく多少の差はあるがどれも安心して聴ける音質だ。

ヴァーチカーシュ親子の作品を集めたCD。といってもヴァーツラフの作品集といっても良いが。ほとんどが行進曲で幾つかワルツやポルカも。ヴァーチカーシュの作品は時々出てくる短調のメロディが素敵で、シュトラウスよりもフチークが好きという方におすすめ。演奏者は様々で普通の演奏から名演まで様々であるが、曲が曲だけにどれも問題なく聴けるだろう。

シェーンヘルとフォルクスオーパー管の演奏はレハール等のワルツの良い所どりの抜粋収録。さすがスペシャリストの演奏であってウィーン流の演奏が素晴らしい。コレサとウィーン管はポピュラータッチの演奏で、珍しい曲が沢山。パウリクとウィーン歌劇場管はワルトトイフェルの2曲だけだが、こちらも正統派ウィーン風の演奏。録音はかなり明確な鮮明な音で迫力はあるが、良い復刻かと言われれば微妙な所である。

フチークの大変珍しい室内楽曲集である。作品はクラシック作曲家としてのフチークの才能の高さを証明する物で師ドヴォルザーク譲りの歌心と流暢なメロディを持った隠れた佳作揃いである。また一般的な編成もあるが楽器編成が少々変わっていて二本のクラリネットとファゴットというなかなか見ない組み合わせの曲があったりする。マニア向きではあるが、聴いてみて損はないだろう。

タチアナ・シュミガという歌手の活動50年を記念したCDのようだ。中身はオペレッタからのアリアや重奏曲を集めた物で、全曲モスクワ・オペレッタ劇場管弦楽団の演奏で収録。別に歌も演奏も凄いと言った演奏ではないが、後半に収録されたロシアのオペレッタの作品は大変珍しく、これはCDの中でも聴き物。編集盤のようで音質はバラバラ。資料的価値も含めてこの評価です。

演奏はまずまず、歌もまずまずと言った所。聴いた感じいくつかの音源を編集したようで録音は多少バラつきがある。また指揮者は複数人記載されている(中にはスヴェトラーノフの名前も!)が誰がどの曲を担当したかは記載されていない。またロシア国内向きとして制作されたのかジャケット等はロシア語表記のみ。珍しいオペレッタも収録されているが基本的には歌手のファンでもない限り、無理して手に入れる必要はないだろう。

この曲、ガウクによる演奏もあったが新しく出たこのフェドトフ盤も素晴らしい。曲が歴史を題材にしているだけに高揚感は抜群、終結部はロシア合唱の特有の力強さを聴けます。また1950年代の古い録音だったガウク盤に比べ、こちらは音質が良い(もちろんロシア録音としてですが)のも嬉しい所です。ガウク盤とともにこの曲の名演の一つです。

ルンデル・シリーズの最新作。今回もアレンジと新曲を収録。新曲に関しては前回より多少はよくなっていると思う。演奏はまさに素晴らしいの一言、ブレーンのCDでプロバンドの演奏は中途半端に感じる物が多く、録音も微妙であるが、これは録音、演奏と優れており、お勧めできる一枚である。

全曲クラシックからのアレンジで収録曲のほとんどがソロとバンドのために書かれている。ブラウン大尉、ショールの指揮、ルクセンブルク陸軍軍楽隊の演奏で、ソリストの上手さは勿論、軍楽隊も非常に上手い。音楽性の高さ、力強さ、上手い事合わさっている。録音は問題なし。

ソリーマとノッフェリーニは先日ブリリアントにも作品54を録音しているのですが、このCDはそれとは違う別録音のようです。ですのでブリリアント盤と大して変わりはありませんが、2人の掛け合いが見事な熱演である事にはかわりありません。尚、CD裏ジャケットに7曲目にアジタートという曲が収録されているとありますが実際には収録されていません(誤記でしょう)録音・音質は良好。

ルンデルシリーズの一枚である。このCDはオリジナル曲中心だそうだが、ルンデルの楽譜では珍しくあまりぱっとしない曲ばかりで、演奏も同様でこれはおすすめ出来ない。
しかし、シュトラウス、フチークの序曲、マーチはまるでバンドが変わったかのように輝かしいサウンドと演奏をしており、特に『アッテラ』は名演奏としておすすめしたい。この一曲だけでも是非聴いてもらいたい。

1975~76年にキャニオンに録音された四枚のアルバムからの復刻。定番から珍曲まで収録されており選曲面では素晴らしいが収録曲完全復刻ではないようだ。普門館の貧弱な反響で東京&横須賀音楽隊の大編成サウンドがわかりずらいのが残念だが、演奏はリズム重視で、音楽重視の演奏が中心の現在では聴けない名演奏だ。

選曲は定番ばかりですが、使われている楽譜がちょっと変わった譜を使っていたりと決してただの普通のマーチ集ではありません。また演奏もマーチはこうあるべきとでも言いたげな力強い演奏で、旋律重視の今風の所と行進重視の昔風が上手い事あった名演奏で、マーチ入門者からマーチを聴いて来たヘビーユーザーまでおすすめ出来る一枚。また録音も大変素晴らしく値段が安いのも嬉しい所です。

オッフェンバックの『ジェロルスタン女大公』全曲盤。マルセル・カリヴァン指揮、リリック放送管弦楽団の演奏。恐らくは初CD化ではないだろうか。冒頭等にナレーションがあるので元々は放送用の音源だったのかもしれない。録音当時の雰囲気を感じさせる味のある演奏で細かい所に粋なフランスらしさがある。ただし、録音年のわりには復刻はイマイチで、細部が不明確な所があるのは残念。

イラン出身のラハバリがイランの作曲家の管弦楽曲を録音したCD。一部現代音楽のような曲もあるがほとんどの曲は民族色の強い国民学派路線の作品で、コーカサス辺りのコテコテな作曲家が好きな方におすすめ。演奏はニュルンベルク交響楽団で、ラハバリのタクトの下、情熱的な名演奏を聴かせてくれる。録音も良。

マゼール、メータと大物指揮者がドイツ・オーストリアのマーチを振ったCD。選曲が珍しいわけでもないし演奏もキレがあるわけでもなく、正直好みではなかった(マゼールやメータ自体好みではないというのもあるかも知れないが)ただ、この手のアルバムの先輩にあたるカラヤンとベルリンフィルのCDに比べれば、はるかに良かったと思う。

『チャールダッシュの女王』(ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団)『ウィーン気質』(ベルリン国立歌劇場管弦楽団)『こうもり』(ウィーン・ウンターハルトゥング管弦楽団)を収録。いずれも抜粋で歌手、指揮者の記載はなし。
演奏は良くも悪くも普通で、音質はあまりよくない。基本的にマニア向きの一枚。

『メリーウィドウ』『ワルツの夢』『ジプシー男爵』が収録。いずれも抜粋収録。ジプシー男爵がウィーン交響楽団、その他はウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の演奏。ジプシー男爵のみ、マックス・シェーンヘルの指揮とあるが、その他に指揮者の記載はない。演奏はどれもまずまず、録音もまずまずと言った所で特筆しておすすめ出来る点がないのが難点かもしれない。マニア向きな一枚。

ベラルーシの作曲家による珍しい管弦楽曲を集めたCDで全てライブ。一部現代音楽もあるが、大半はロシアの曲同様、親しみやすく美しい曲が続く。指揮者はベラルーシ出身だがオケの大半はロシアのオケ、一曲だけはベラルーシ国立soによる。演奏も立派な物で作品を知るには問題ないように思う。また音質もまずまず。ロシア音楽ファンは購入してみても良いかもしれない。

1989年4月録音。ライブ録音で釈迦はこの演奏会が初演。SF交響ファンタジーは同曲の録音の中でも屈指の名演で、メリハリの利いた演奏と解釈が聴き物。釈迦は一応CD化はされていたが、それはスコアのオマケと言う形だったので今回簡単に手に入るようになったのは大変に嬉しい。録音もデジタルリマスタリングされているので大変聴きやすい。

交響曲と交響三章は芥川の自作自演で、作曲家の自作自演と言うとどこかドライな演奏が多いが、本盤は情熱的で、細部まで練られた充実した決定盤と言える内容だ。森の弦楽のための3楽章も名演で、こちらも決定盤と言える。昔の日本のオケは弦が細い録音が多いが、このCDではそんな事はない。また、録音もデジタルリマスタリングで大変聴きやすくなっている。

祈りに続いて発売されたこのアルバムは、東京音楽隊の様々な一面が見られる良いCD。色々言いたい事はあるが、一言だけいうなら買って損はない。ちゃんと軍艦行進曲が入っているのも良い!今年発売の吹奏楽CDの中では、キングの『この国は』と同じくクオリティの高い1枚である。録音も吹奏楽のCDでは快挙と言って良い位素晴らしい。

ただのクラシックを吹奏楽に編曲したCDだと思ったら大間違い。編曲はガッチリとしていてよいし、何より演奏が良い。1曲目のシュトラウスを聴けばそれは良くわかると思う。
なかなか渋い選曲ながらも、センスのよい組み合わせなので最初から最後まで一気に聴いてしまう。
吹奏楽ファンは絶対聴いておくべき1枚。

非常に珍しいロシアの葬送行進曲集。サンクトペテルブルク大金管軍楽隊、詳細は不明だがロシアらしい分厚い金管のいわゆるロシアン・サウンドが存分に楽しめる。曲によってあたり外れはあるが。どちらかというと鑑賞用というよりは資料としてのほうが高い1枚と言った所だろう。

日本を想う心をテーマにしたこのアルバム、明治期期の行進曲から、隊歌と言った、普段リードばかり、邦人ばかり聴いてる人が聴くとマニアックな内容だが、鑑賞用のCDとしては一流品。演奏、内容、録音が三拍子揃った吹奏楽CDはなく、今年度に発売された吹奏楽CDの中で最もおすすめ出来る1枚である。
演奏も昨年のマーチ集に続き素晴らしい!

ロシアの名トランペッター、ドクシツェルによる吹奏楽伴奏のソロアルバム。19~20世紀のロシアの曲を収録。ロシア国防省軍楽隊の好サポートを得て、ドクシツェルの超絶技工がさえ渡る名演。まさに名人芸!録音は曲によって良い、不鮮明の2つがある。尚、指揮者、ミハイロフ、マルツェフの個別の担当は不明。

フランスの軍楽行進曲を集めた珍しいCD。古い音源の復刻盤だが、録音が行われた頃はまだフランス独自のカラーがはっきりと出ていた頃で、近年の優等生・無個性の演奏に比べればはるかに面白い。各軍楽隊色々個性的で面白いが、パリ空軍軍楽隊はなかなかの名演揃いである。録音はちょっと耳が痛い所もあるのだが、年代を考えればどちらかと良好である。一番最後には信号ラッパも収録されていたりして貴重である。

2011年のミッドウエストクリニックにはアメリカ陸軍軍楽隊が出演しました。指揮者はパールマティー大佐。オリジナルから、ジャズ、クラシックと色々ありますが、どれもなかなか楽しいです。オケの実力も非常に高く特にスーザの3つのマーチを初めとした行進曲は、さすが軍楽隊と言いたく成る程。録音は上々ではないですが、まぁ問題はないだろうと言った所です。

(全110件)