カスタマーズボイス一覧

ベートーヴェン: 交響曲第7番; シューベルト: 交響曲第7(8)番「未完成」 / 若杉弘, 東京フィルハーモニー交響楽団<タワーレコード限定> / 若杉弘、他

音がややこもっており(特にティンパにがボコボコ鳴る)、音楽の推進力も今一つという気がするが、若杉さんのベートーヴェン録音は少なく、誠実な音づくりが好印象。終楽章は遅めのテンポを保った、悠然たる歩みが素晴らしい。未完成も好演。

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七海耀さんが書いたカスタマーズボイス

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(全15件)

これは良いです。かなりの近接マイクで、金管の音などが鮮烈に捉えられています。この指揮者は、最近の若手としては珍しく、歌劇場での活動が主のようですが、かなり劇的な表現をする人のようですね。合奏も緊密で、東京フィルは良い人材を得たという感じがします。今後、このシリーズで、エッティンガや大野あたりとの録音が継続して出されることを希望します。

早速聞きました。良い演奏です。ちょっと、この曲の印象を一新するほど、テンポの速い元気な演奏です。でも、第三楽章はかなり耽溺します。金管が主張し、メリハリのある音作り。ソプラノの歌唱も良いです。録音も問題ありません。

文字通り、当時のままの再プレスでびっくり。6番、7番、8番は、80分以内に収まっているから、今なら、一枚に収録して、DSDリマスターして出すという手もあったと思う。演奏は、3番、4番、5番、9番がなかなか良い。特に、5番と9番は優れていると思う。音質は、録音レベルがやや低いと思うが、総じて良好。

この曲のイチオシとは行かないまでも、若杉さんらしい、端正な演奏。弦にもう少し厚みがあれば、スケルツォにもう少しデモーニッシュな迫力があれば、とか、細かいことは色々あるけれど、音質には問題ないし、満足です。以前N響とのチクルス録音が、3番と7番で頓挫したので、音源があるなら、残りをこの際出してほしい。

音がややこもっており(特にティンパにがボコボコ鳴る)、音楽の推進力も今一つという気がするが、若杉さんのベートーヴェン録音は少なく、誠実な音づくりが好印象。終楽章は遅めのテンポを保った、悠然たる歩みが素晴らしい。未完成も好演。

チャイ5が見事。第二楽章の冒頭など、暗く、憂いに富んだ、独特の雰囲気がある。総じてテンポは遅めだが、音楽が推進力を失わない。モーツアルトは、第一楽章など、やや几帳面すぎると思うが、第三楽章などリズムが弾んで快い。自作の即興カデンツァは、もうちょっと大胆にやればよかったと思う。東フィルの演奏の素晴らしさを多くの人に知ってもらう意味でも、1000円という値段設定は素晴らしい。

歌劇場が中心の人とあって、「ツァラトゥストラ」や「祝典前奏曲」など、遅めのテンポで雄大に聞かせる。しかし、「ティル」は、音がややオフ気味なのと、諧謔味が乏しくこちらはあまり面白くない。「タンホイザー」は普通。1000円という価格がうれしい。今後も、Vol.2、3と続けていってほしいものだ。

ヤマカズさんらしい、重心の低い、どっしりした演奏。オケの機能性は今ひとつだし、会場の音響特性もあって、音の美感はには欠けるが、ティンパニの強打と相まって、ゴツゴツした印象は、ベートーヴェンの交響曲にピタリ。奇数番号の作品が特に出来がよく、7番など見事だ。彼には、新星日響との録音もあったと思うが、再登場を願う。新星日響との欧州公演録音も、どこかで出して欲しい。

朝比奈氏のブル5の録音は新日本フィル盤が最高だと思うので、このDVDはあくまで、記録としての意味合いが大きいと思う。残念ながら音がドライで、弦など部分的に数人で弾いているようにしか聞こえないが、その代わり細部は明瞭。金管も音がこもらない。画像は、遠景でやや不鮮明になるが、一応テレビ並み。商品としてはやや残念なところもあるが、私はTV放映を逃したのでとりあえず満足している。

タコ5は、久々の復活。朝比奈らしい、骨太な表現。マーラーの8番も、技術的なことを言えば色々あるが、情感に溢れた見事なもので、滔々と流れる大河のようなスケールで素晴らしい。録音も、マーラーは1972年だが、十分素晴らしい。

音がひどく、聞くに耐えない。それだけ。

60年代の小澤はなかなか素晴らしい。いずれの曲も推進力に溢れ、音楽が躍動している。「運命」は、後にBSO・SKOとも録音しているが、それらを凌駕する出来だ。モーツアルトも、溌剌としており捨てがたい。若き日の小澤の記念碑である。

これは悪くない。特に29番は早めのテンポで颯爽としており、アンサンブルも緊密だ。38番はまあ普通。最終楽章は小気味良いテンポでうまくまとめている。スタジオ録りだが、当時の国内録音事情を考えれば、音はなかなか良い。

渡辺暁雄のシベ2はつい先だって都響とのライヴが出たが、それと較べると録音・演奏ともにやや劣る。アタッカで最終楽章に移行するときに、編集の継ぎ目がはっきりと分かる音場の変化がある。しかし、京都市響はなかなか熱演しており、渡辺はさすがの統率力でコーダは十分高揚する。録音は古さを感じるが、広がり奥行きともに悪くなく、当時の国内録音としてはまずまずだ。

良い出来だ。音の広がりは良く、まずは平均的録音。演奏も、シベリウス、ブルッフともに良い。無論両曲とも、これより優れた演奏は他にあるが、当時売り出し中の小澤と潮田・分裂前の日フィルの競演というわけで、記念碑的意味での価値あり。

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