カスタマーズボイス一覧

PERPETUUM / Tommy Guerrero

アルバムごとにコンセプトやテーマなどが明確な彼の作品ですが、今作はアナログ機材のみを使用して制作されたとのことで、まさに原点回帰なシンプルなアレンジではあるものの、培った音楽的センスがより伝わる作品になっているような気がします。シンプルだからこそ彼のギターが際立つ『ATACAMA』など必聴!

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rawcutsさんが書いたカスタマーズボイス

(全80件)

この作品を聴いて、本当にトレンドに敏感で今表現したいことをまとめたかというような、意志も見える作品だと思います。サウンドは当時のUSのトレンドシーンを意識した楽曲が多く、ドラムラインのようなマーチをイントロに構成した『HIDE & SEEK』や、『CAN'T SLEEP,CAN'T EAT,I'M SICK』『TOP SECRET』などは彼女にしか出せないボーカル表現力がすごい!

詩人としてスポークン・ワード/シンガーとしての実力を存分に発揮し、ソウルフルなジャズファンクに軽やかに伸びやかに表現された傑作。ヒューバート・ローズのフルートが縦横無尽に吹かれる『フリー・ウィル』のジャジーソウルは彼のキャリアで絶対外せない名曲のひとつ!『ディド・ユー・ヒアー・ホワット・ゼイ・セイド?』が沁みる!

D.I.T.C.の中でもスキル抜群なセンスを持つO.C.の2ndアルバム!名盤といわれる1stに負けず劣らずこの作品もすばらしい!DJ Premier制作の『My World』のクールさはまだ序の口で、7th Wonder「daisy lady」をサンプリングした盟友Big Lとの『Dangerous』や、イヴェット・ミシェルのボーカルがスウィートな『Far from Yours』など名曲揃い!

Underworldのアートワークや映像などを手掛け一躍名が知られるようになったクリエイティヴ集団「Tomato」のメンバーによる初アルバム!アンビエントな時間が流れるスロウなエレクトロビートや楽器のメロディがループし、緩く柔らかいインストミュージックがチルタイムを創出してくれます!トミー・ゲレロ辺りが好きな人には聴いてみてほしい!

ソロキャリアもマイペースながら順調だったホープ・サンドヴァルと、残念ながら2020年2月に亡くなったデヴィッド・ロバックによるマジー・スターの、なんと17年ものブランクが開いた2013年リリースの4thアルバム!静寂なサイケフォークの中にも優しさを感じられるのは、17年のブランクによる年輪と言えそうです。優しい『In the Kingdom』『California』の冒頭2曲であったかくなる!

ノルウェーのエレクトロプロデューサーによる初アルバム!北欧のイメージに沿うような白昼夢的チルウェーヴを展開。アンビエントでダウンテンポなトラックや、性急なエレクトロビートを効かせたトラックもあるが、作品通じて得られる清涼感に不思議な陶酔を与えてくれます!ボーカルサンプリングとエレピが印象的な『don't care』など必聴!

90年代を代表する女性ボーカルグループのベストアルバムはまさにヒット曲の宝庫!それぞれの楽曲で全員がリードを取れ、秀逸なコーラスワークを堪能できますが、ハードロックと邂逅した『Free Your Mind』や最大のロングヒットとなった『Don't Let Go (Love)』などは今聴いても新鮮。トリオ時代の名曲スロウ『Too Gone, Too Long』のドラマチックな展開に鳥肌!

ドイツのレーベルからリリースされたアングラヒップ・ホップ集がすごい!全曲注目ではあるのですが、当時はヒップホップの仕事も多かったDJ SpinnaがプロデュースしたEdo.Gと自身のユニットであるJigmastasで参加!MadlibがプロデュースしたLootpackや、Q-TipのいとこでもあるConsequenceらNYアングラマイクリレーの『Nobody』など必聴!

この傑作3rdアルバムは生演奏を取り入れたトラックが増えたこともあり、ミスタ・シニスタ(エクスキューショナーズ)のカットが影を潜めた感もするが、その分、より効果的にトラックの演出をサポートしている。シャンテイ・サヴェージをゲストに迎えてヒットした『Reminding Me (Of Sef)』や、ローリン・ヒル、エリカ・バドゥといった女性ボーカリストとの相性が抜群に良いメロウトラックは必聴!

アメリカの国民的キャラクターの映画音楽をまさかのジャック・ジョンソンが手掛けること自体が驚き!でも彼の素朴なサウンドや美しいメロディ、優しいボーカルが「おさるのジョージ」の世界観にベストマッチ!主題歌である『アップサイド・ダウン』は、パーカッシヴで楽しく愛くるしい楽曲になっており、またホワイト・ストライプスの『ウィアー・ゴーイング・トゥ・ビー・フレンズ』のカバー曲も収録してます!

このバンドも相当90年代あたりのUSオルタナシーンが好きなんだろうな、と感じさせる。男女混声ボーカルの良い意味でのいなたさや素朴なバンドサウンドに、歪んだギターが心地よい!リード曲『wonder moonlight』の爽やかなポップ感がたまらない!

2010年の復活作から2年以上のブランクを経てリリースされたミニアルバムで、復活以降の積極的なライブ活動などにより、その自信が詰まったような渾身作!リード曲『NEVER BE THE SAME』のドライブ感ハンパないギターと、テンション高いコマツさんのボーカルも更にパワーアップ!

タイトルからして当然収録のDe La SoulやA Tribe Called Questの他、バスタ・ライムスの古巣Leaders Of The New School、今や女優としての活動も多いQueen Latifahやその妹分として高速ライミングが特徴だったMonie Loveなどを収録!Justin WarfieldやChi-Aliといった懐かしい名前に遠くを見てしまいます。

ジャズトランペット奏者ドン・チェリーを継父に持ち、自由な音楽的センスを爆発させた名盤デビューアルバム!世界的大ヒットを記録したクラシック『Buffalo Stance』があまりにも有名ですが、ミッドスロウな『Manchild』はマッシヴ・アタックの3Dが制作していることなども話題に。ラップもできて歌も歌えるのはローリン・ヒルやミッシー・エリオットよりも先に確立していたパイオニア!

まず冒頭の『We Dance』のアコースティック感に1stや2ndアルバムにあまりないアプローチに驚きはするが、シングルにもなった『Rattled by the Rush』のいつも通り感がより引き立つ流れになっています。そしてまたミディアムスロウな楽曲を数曲奏で『Serpentine Pad』で爆発!のようなメリハリが効いた作品。アートワークを手掛けた画家スティーヴ・キーンの名前も今作で話題に!

独自のスタンスでどのシーンにも括ることができない確固たる人気をを印象付けた5作目のフルアルバム。ジョン・マッケンタイア(トータス、シー・アンド・ケイク)やショーン・オハーガン(ハイ・ラマズ)らのミュージシャンも参加しており実験的且つカラフルなサウンドスケープを繰り広げます。ラウンジーなポップソング『Miss Modular』は必聴!

Kids

5:

★★★★★

映画自体には賛否両論あり、アート面からは称賛もされた当時話題作のサントラ。若者の青春(?)ムービーに相応しい混沌とした感情や爆発力、戸惑いなどを当時ダイナソーJr~セバドーを経由したルー・バーロウが大きく関わり、自身のバンドであるフォーク・インプロージョンが多くの楽曲で参加。ダニエル・ジョンストンやセバドーも参加し、『Crash』ではSebadoh/Folk Implosionの夢のコラボも実現!

ダークでスリリングな世界観を漂わせる傑作!冒頭『Angel』からこの上ないダビーなサウンドにホレイス・アンディのボーカルが妖しく光り、『Teardrop』ではコクトー・ツインズのエリザベス・フレイザーが天使のごとく清らかなボーカルを聴かせる。『Risingson』におけるヴェルヴェット・アンダーグラウンドや『(Exchange)』におけるアイザック・ヘイズなどサンプリングセンスも抜群!

ブリーダーズ不朽の名盤といえる傑作2ndアルバム。今聴いてもベースイントロからゾクゾクする大ヒット曲『Cannonball』は日本でもCMなどで使用されあまりにも有名ですが、キム&ケリー姉妹によるハーモニーがキュートなポップソング『Divine Hammer』、ガレージ・パンクな『Saints』など、ノイズギターとファットなベースにスモーキーなキム・ディールのボーカルがベストマッチ!

沖縄在住ハチワレ猫ミュージシャン、むぎ(猫)の初全国流通盤にしてメジャーデビュー作!宅録ならではの素朴さに加え、木琴や鍵盤、ハーモニカやリコーダーなどの楽器が楽曲が持つ雰囲気を最大限に発揮!エンターテインメントで爽やかなポップソング『君に会いに』など優しい気持ちにさせてくれる大充実作!落ち込んでたり、イライラしたり、尖っていたりしたこときに聴くとむぎ(猫)の音楽が元気をくれます!

サックス奏者であるハロルド・アレキサンダーが71年にリリースした初リーダー作。現代においては多くのサンプリングソースになっている『MAMA SOUL』を収録している作品として有名ではあるが、軽やかなファンクビートにサックスを吹きまわる『SUNSHINE MAN』が格好良い!同様に『TITE ROPE』の吹きっぷりも見事で、パーカッシヴなリズムと見事にマッチさせています!

ファンキーなドラムを聴かせてくれるバーナード・パーディーが、アレサ・フランクリンからの影響を受けた作品として完成させたのが本作。ということでアレサ・フランクリンのオリジナル『Day DREAMING』やアレサへ捧げた『SONG FOR ARETHA』を収録。冒頭の誰もが知っている『WHAT'S GOIN' ON/AIN'T NO SUNSHINE』がクール!

過去作に比べると派手さはないが、聴けば聴くほど耳から離れないグッドメロディが印象深い作品。リード曲『Beverly Hills』のスタジアム・ナンバーのようなスケールには驚きましたが、これぞウィーザーといえる『Perfect Situation』や『We Are All on Drugs』は必聴!ラストを飾る名曲『Haunt You Every Day』は泣けます!

当時のファンはさぞかし心配したでしょうが、冒頭の『Zombie Shooting』『Mass Murder』とリード曲『Come Together』の怒涛な3曲の流れがアグレッシヴですごい!不安要素を払拭するような存在感の誇示と、マッシュ渾身のボーカルに聴く方もゾクゾクします!日本語詞の『テキーラと熱帯夜』はタイトルとは違って清涼感漂うレイドバックしたポップチューン!

Untrue

Burial

5:

★★★★★

ブリアルの登場で一躍「ダブステップ」という言葉が浸透しましたが、絶賛された1stアルバムに次ぐこの2ndアルバムでは、ボーカルサンプリングが増えた印象でより楽曲の世界観が表現されているように感じます。ダークな世界観に女性ボーカルのサンプリングが光る『Ghost Hardware』などがおススメ!

ジャズがルーツでジャズクラブでキャリアをスタートさせたエイミー・ワインハウスの1st。当時UKのみの流通だったため世界的ヒットとなった2ndとともに評価されました。サラーム・レミがプロデュースしナズ「Made You Look」をサンプリングした『イン・マイ・ベッド』は彼女が歌うと極上のヴィンテージ・ソウルに!『ストロンガー・ザン・ミー』『テイク・ザ・ボックス』などがヒット!

当時まだ大学生だった彼らが、バラエティに富んだ楽曲やアレンジを施しても「フィッシュライフ」の音だったのは3人組だったことが大きいと思うのです。リード曲『フロムカウントナイン』や『三億円』などユーモア溢れる楽曲もいろんなことを付け加えたくなるところですが、この3人だからこそ格好良い!復活を願う!

Helium時代を彷彿させるバンドサウンドもありますが、よりソロとしての世界観を打ち出した2ndソロアルバム。彼女独特な気怠さを漂わすボーカルが全体を支配していて、弦楽器やピアノなどの演出が効果的に用いられています。最大の特徴である彼女のボーカルもバンド時代よりも素直に歌われていて(とは言っても気怠い)、良い意味で毒気が薄く、その分楽曲の表現力が上がった印象に。

世界的にヒットした2作目以降とは印象が違い、当時のオルタナシーンが投影されたようなヘヴィーなサウンドが特徴的なデビューアルバム。Sub Popからリリースされたシングル『トリステッサ』や『アイ・アム・ワン』、『シヴァ』などがヒットしましたが、2作目以降に繋がるような楽曲は『ライノセラス』が近い。とにかくギターがうねり、パワフルなリズムが体を震わせます。

Soul Food

5:

★★★★★

シンガーでもあるヴァネッサ・ウィリアムズ主演映画のサントラ。レーベルがLaFaceということもあって多くの楽曲をベイビーフェイスがプロデュース。主題歌のBoyz II Men『A Song for Mama』やDru Hill『We're Not Making Love No More』、ティンバランドがプロデュースしたTotal『What About Us』などがヒット!

ゆるふわリムーブの楽曲の美しいメロディやストレートな表現は良い意味で少しこそばゆい。そんな感覚、意外と日常で忘れがちになるものですが、リード曲『スカーレット』を聴いて思い出しました。過去リリースしたシングル楽曲『泡になる前に』『モノローグ』『夢の記憶』を改めて聴くと、なんかピュアな心を取り戻せるような気がするくらい清々しい作品です。

イギリスの名門4ADからデビューしたミキ&エマをフロントに擁した4ピースバンド。ノイジーなギターとドリーミーなボーカルはシューゲイザーシーンの中心を担ったが、メロディに抑揚がある分、ロック色やポップ色が楽曲によって楽しめます。大ヒットした『De-Luxe』『Hypocrite』『Ladykillers』『Single Girl』など代表曲をコンパイル!

鬼才イイジ タカヒロ氏の独特なメロディとワードセンス、テクニカル且つ巧みなギターワークで楽曲の重厚感を醸し出すソウイチロウ氏からなるバンドの初流通盤。リード曲『ジューダイ・クライシス』などで聴くことができるタイトでドライヴ感がすごいロックサウンドもいいが、『KAZE from the knew world』『静空ニトロ』のグッドメロディが沁みる!

本作の全国流通盤1作のみを残した当時大学生の4ピースバンド。ポストロックからの影響を感じさせつつ、かき鳴らすギターとパワフルなリズム、ソングライティングの素晴らしさに耳を奪われる。リード曲『palette knife』の絶妙なポップ感と終盤のアレンジには鳥肌もの。『little green』『満月』の耽美な世界観も必聴!

ベースメロディが格好良くスリリングな展開と抜群のアレンジが楽曲の雰囲気を良く表している『EGO』を聴いて、間違いなくAOIはネクストレベルに到達すべく活動していくんだ、と感じたものの、名曲『Will』を残してメンバー脱退活休へ...。『Will』の歌詞である「大丈夫、大丈夫」に救われたファンも多いはずですが、AOIの作品楽曲はずっと繋いでいってほしいです。

よりスケール感がアップし、ポジティヴなメッセージが印象深い2ndミニアルバム。特徴であるソリッドなギターとタイトなリズムはそのままに、ミッドスロウな『そこにあるもの』のブルージーな展開がクール!リード曲『不甲斐ない僕らは空を見上げた』の爽快感と併せて諭してくれるような歌詞も沁みる!やっぱり復活してほしい!

宮崎発、通称AOIの初全国流通盤!ソリッドなギターとタイトなリズムにしっかりグルーヴ感をともなったロックサウンドを展開。独特な歌詞のワードセンスも特徴で、今作で一気に全国的な認知度とファンを獲得した。『0℃』『極楽鳥』をはじめ、ライブで盛り上がり必至の楽曲を収録!復活望む!

トーマス・キャンベルといえばボード・カルチャー界の重要アーティストですが、彼が手掛けたサーフドキュメンタリー映画のサントラ。夢のコラボが実現したジャック・ジョンソン、トミー・ゲレロ、マニー・マークの楽曲や、ホープ・サンドヴァル(ex.マジー・スター)、トータス、キャレキシコ、スロウダイヴのメンバーからなるモハーヴィ3など、豪華メンツが集結した必聴作!

90年代を代表する女性カルテットの傑作1stアルバム!LL Cool Jの「The Boomin' System」をサンプリングした大ヒット曲『Hold On』を筆頭に、4人のハーモニーとそれぞれがリードを取れるボーカルの実力が存分に発揮。クラシックなソウルマナーとストリート感を絶妙に取り入れ『Lies』『Don’t Go』などもヒット!『Mover』は日本のCMにも使用され話題になりました。

元スウェードのメンバーだったジャスティーンをフロントに据えたエラスティカの傑作1st。ニューウェーブな影響を受けつつもポスト・パンクなスタイルで唯一無比なバンドだった。エッジーなギターにクールなボーカルが全曲に施され『Stutter』『Connection』『Line Up』『Waking Up』『Car Song』などが次々とヒットし、自国UKのみならずUSでも大ヒット!

ソロ名義としては13年のブランクが開いた2ndアルバム!あれ?シンプルで優しいメロディが印象的なギターはどこに?というくらい印象が違う作品ですが、今作はこれまで取り入れてこなかったシンセサイザーの存在感も大きく影響。実験的な内容ではあるものの、聴けば聴くほどクセになるトラックメイキングはトミー・ゲレロにも通じるチャレンジ精神のスケーター気質かな。

コークヘッドの音楽スタイルのオリジナリティとは別に特徴的だったのは洋楽カバー曲!このカバー曲集には彼らの名カバー楽曲を収録!あまりにも有名な『MY SHARONA』や『COME ON EILEEN』の他、原曲のファニー感が活きたバングルスの『WALK LIKE AN EGYPTIAN』、ライブで必ず盛り上がるデッド・ケネディーズの『TOO DRUNK TO FUCK』などぜひ聴いてほしい!

モリッシーがスミス時代からファンだったという逸話もあるプリミティヴズの記念すべき1stアルバム。60年代のレトロ感漂うメロディとノイジーなギター、キュートなトレイシーのボーカルが約3分間のポップソングに集約。大ヒットした『CRASH』はもちろん、エキゾチックな『SHADOW』、インディー時代のヒット曲『THRU THE FLOWERS』などを収録した名盤!

広島インディーシーンの良心、ウサギバニーボーイの記念すべき1stアルバム!流動的にメンバーが変わる(15~20人くらい?)マイペースな活動を表すような、ストレートなんだけど緩いじわじわ感が心地良いポップネスを生んでいます!リード曲『素敵な生活』がまさにそんな楽曲で、ウサギバニーボーイという謎の集団をうまく表現しています。

ノサッジ・シングのビートメイカーやプロデューサーとしての能力が存分に詰まったこの3作目は、過去作含めた自身の音楽的経験が実験的に取り入れられた作品に。音や声、もちろんメロディなどのサンプリングを巧みに取り入れるものの、できるだけ音数を少なくシンプルに構築しているような印象。そのバランスが妙で、先にある美しさを作品通して感じらます!

NY発、現代レゲエ・バンドの初アルバム!オールドタイミーなロックステディ感を、リラックスしたバンドサウンドとソウルフルなボーカルで聴くことができ、とにかく気持ち良い!ルーツレゲエをソウルのエッセンスでアレンジされたとにかくスウィートな楽曲が目白押しで、本当にレイドバックしたような感覚に。リード曲でアルバムタイトルでもある『Nothing More to Say』に酔いしれる!

90年代USオルタナシーンの匂いがプンプンしてたまらん!敢えてのチープさや多くの英詩楽曲がこのバンドの特徴であり、90年代USオルタナシーンが好きだった洋楽ファンにもおススメ!ヘロヘロ感とノイジーなギターがかき鳴らされる実はエバーグリーンなポップ感を【HEAVY HAWAII PUNK】と表される彼らの音楽から感じてほしい!

z/nz(ずっと謎)の楽曲はバンド名が表す通り、聴き終わっても腑に落ちない何か「ずっと謎」が残る。その腑に落ちない感じは決してモヤモヤ感ではなく、陶酔とか恍惚とかに変化してくるのがz/nzの魅力!アヴァンギャルドなポストロック/ポストパンクは不協和音とノイズギター、インプロかと思わせるドラムで構築され、ずっと謎のまま、いつの間にかループで聴いてしまいます!

アーバンなシティポップとしても聴きごたえはありますが、ソングライターとしての彼の才能が詰まっている作品。ニューウェーブなアップテンポで夜の高速道路をドライブしているような『呼吸』、柔らかいボーカルが存分に発揮されているミッドスロウ『popな街』、シンセのリズムが哀愁を誘う『YUKIDOKE』など楽曲ごとに聴き入ってしまいます。

仲手川さんのソロプロジェクトではあるが、ギターに田渕ひさ子さん(NUMBER GIRL)、ベースに中尾憲太郎さん(NUMBER GIR)、ドラムはSPANK PAGEの元メンバーである水野雅昭さんという強力な布陣で、冒頭『HEAT』のベース&ドラムイントロから惹き込まれる!ポストロック的なバンドアンサンブルと仲手川さんの優しいボーカルがベストマッチ!

(全80件)