カスタマーズボイス一覧

モーツァルト: ホルン協奏曲全曲<タワーレコード限定> / ゲルト・ザイフェルト、他

ザイフェルトの芯の太い重厚でいて丸みのある音に酔いしれてしまう演奏です。たっぷりと歌いながら吹いていくザイフェルトに寄り添う、カラヤンとベルリン・フィルも分厚い演奏でスケールの大きい堂々とした演奏に安心して聞いています。

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JIMさんが書いたカスタマーズボイス

(全313件)

インバルの道筋のはっきりしている演奏が素晴らしいです。ダイナミックでありながら、緻密な解釈でマーラーの意図をしっかりと音にしているような演奏で、それにこたえる都響の演奏も素晴らしいです。

インバルが指揮をすると都響は特別なおとを出すと思います。この《第4番》の演奏も素晴らしいです。インバルの緻密なコントロールと、強烈なパワーを見事に音にして体現していると思います。ブルックナー特有の和声が響き素晴らしい演奏だと思います。

《第1番》同様実演では全く取り上げなかった作品のようですが、《第3番》の演奏もカラヤンらしいしっかりとしたもので、それが《第3番》の独特なリズムも見事に活きていると思います。ベルリン・フィルのアンサンブルも見事だと思います。

この演奏でチャイコフスキーの《交響曲第1番》を初めて聴きましたが、なかなか面白い曲で驚きました。実演では一度も取り上げなかったということですが、演奏も70年代のカラヤンらしいしっかりとした構成力で生き生きとしたものになっていると思います。

カラヤンはオペラの序曲集や管弦楽曲集をいろいろリリースしていますが、このオッフェンバックの序曲集を聴いても、相変わらずうまいなあと思ってしまいます。こういったアルバムでもカラヤンの手抜きなしの演奏が楽しめ、面白いと思います。

《第7番》冒頭の和音からもカラヤンとベルリン・フィルの響きの緻密さを感じることが出来ました。躍動感というよりは美しく響くその音色を楽しむということが、この演奏の醍醐味だと思います。

70年代のがっちりした演奏で聴かせたくれた構成力よりも、流麗さや緻密さを感じる演奏だと思います。特に《第6番》ではその効果がうまく出ており、ビロードのように美しいベルリン・フィルの響きが活きていると思います。

カラヤンとベルリン・フィルの大編成のオーケストラはまさにワーグナーにうってつけだと思います。このような管弦楽曲集でもベルリン・フィルの分厚いアンサンブルをうまく活かしての演奏は、他の指揮者ではだせないスケール感だと思います。

カラヤンとミラノ・スカラ座の録音の中でも名盤のひとつだと思います。9年ぶりの録音だったということですが、そのようなブランクを感じさせないような、素晴らしい出来栄えだと思います。ベルリン・フィルとはまた違った美しい響きだと思います。

カラヤンとベルリン・フィルの流麗でたっぷりとした響きで演奏されたバッハは、作曲家の時代に聴くことの出来ない響きではあると思いますが、煌びやかな美しいベルリン・フィルの響きを楽しむことが出来る一枚だと思います。

非常に聴きやすい《ブランデンブルク協奏曲》でした。コープマンの指揮は作為的なところを感じさせずとても真摯な演奏で、その自然体な音楽が耳に抵抗なく入ってきました。何度となく聴くことの出来る演奏だと思います。

トランペットの名手とカラヤンがどういったアンサンブルを聞かせてくれるかと思っていましたが、選曲のせいもあるのかもしれませんが、若干嚙み合っていないような感じがしました。もちろん、アンドレのソロも、カラヤンとベルリン・フィルの演奏自体はさすがなのですが…。

バロック・オーケストラの演奏らしくノン・ヴィブラートとの透明感を感じさせつつも、オーケストラに厚みを感じることが出来、物足りなさもありません。ブリュッヘンの指揮は躍動感あふれるテンポで導きつつ、適度にアクセントを強調しながらメリハリのある《第5番》を聞かせてくれました。

カラヤン最晩年のモーツァルトの《レクイエム》は、歌手陣の歌唱が見事なのは言うまでもないですが、カラヤンとウィーン・フィルの生み出す神秘的にすら感じる美しい響きは、集大成と呼ぶにふさわしい演奏だと思います。

これがバロック・オーケストラなのかと思わせるくらいの厚みのある音に驚きつつ、聴きました。《第1番》の躍動感は素晴らしく、まさに生きた音楽を聞かせてくれます。《第2番》でも奏者同士の息遣いが聞こえてきそうな指揮者とオーケストラが一体となった演奏になっていると思います。

なんとも細かい部分まで緻密にガーディナーの神経が研ぎ澄まされている演奏だろうというのが、一聴した時に感想です。1833/34年改訂版が収録されていることもこのCDの意義なのでしょうが、それ以前に研ぎ澄まされたスタイリッシュな演奏自体がとても素晴らしいと思います。

オーケストラは手兵クリーヴランド管ではないが、基本的なセルのアプローチはもちろん変わらない。余計な響きはなく、磨き上げられた透明感のある音楽が《水上の音楽》にぴたりとはまっていて、心地よく響きます。

この映像を観るとアーノンクールが、いかにオーケストラと一体となって音楽を作っていたのかを感じることが出来るように思えます。オーケストラとともに呼吸し、まさにアーノンクールの体から音楽が鳴っているかのような感覚になります。

これほどまでに生き生きとした演奏を聴ける盤もそうないと思います。円熟した二人が聴かせるモーツァルトはとても若々しいもの。アーノンクールはグルダとの名盤もありますが、こちらの演奏も趣は全く違いますが、軽やかで美しく奏でられるモーツァルトに浸ることが出来ました。

後のヨーロッパ室内管、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと比べると、一番果敢なアプローチをしているのがこの録音ではないでしょうか。モダン・オーケストラを用いながらも強烈なアクセントなどで新鮮な響きを出していると思います。

ソリストの顔ぶれをみるだけでも豪華なメンバー。ディスクを聴いていみるとその期待を裏切らない見事な演奏で嬉しくなりました。特に《2台のピアノ、打楽器と管弦楽のための協奏曲》のピアノの二人が素晴らしいです。

スウィトナーの飾らない音楽。モーツァルトだとよりそれを感じることが出来たと思います。シュターツカペレ・ベルリンの素朴で渋い響きとしなやかな演奏も、スウィトナーの音楽と見事にかみ合っていると思います。

ブーレーズのフランスものはやはり素晴らしいです。元来持っているラヴェルの見事なオーケストレーションを、ブーレーズならではの緻密な分析で整理整頓されており、様々な効果が出ているともいます。

非常に精緻に分析されているというのを、感じることの出来る演奏です。特に《遊戯》で感じたのですが、その響きは純粋に音の響きを重視するような音楽で一見現代音楽を聴いているような不思議な感覚になりました。

クレンペラーの壮大な音楽は、ヘンデルの《メサイヤ》やこの《荘厳ミサ曲》などに古楽器演奏の魅力と全く違ったものではありますが、神秘的な響きを与えると思います。このスケール感の大きい演奏も名演だと思います。

大編成でゆったりとしたテンポで演奏されるクレンペラーらしいスケール感溢れる演奏に圧倒されながら聞きました。まるで壮大な絵巻物でみているかのような、そのドラマティックな演奏は改めてクレンペラーの深みのある音楽を聞かせてくれました。

ベルティーニの情熱的な部分と、端正な音楽づくりとが見事に共存したような演奏だと思います。ライヴ盤ということもあり、時折綻びもあるものの、そんなことを感じさせないような演奏で、ベルティーニとウィーン響の表現力の高さには舌を巻きます。その上でどこか冷静さを失わず音楽を前に進めていくあたりはさすがベルティーニだと思います。

今や日本を代表するヴァイオリニストの一人として、活躍する庄司紗矢香さんですが、デビュー盤を聞いてみると、さすがに若々しさも残す演奏ですが、メータとイスラエル・フィルに支えられて、見事なテクニックを披露していると思います。

いわゆるロシア的なチャイコフスキーとは印象が全く違いますが、晩年のカラヤンがウィーン・フィルから見事に美しい演奏を引き出していると思います。以前の録音ほどの躍動感はないものの、チャイコフスキーの繊細な美しさが出ていると思います。

70年代の演奏に比べると若干躍動感と構築力は劣るかもしれませんが、この演奏でもカラヤンとベルリン・フィルの分厚いベートーヴェンは十分に楽しめると思います。幾分柔らかい響きにも聞こえますが、ベルリン・フィルの機動性は変わらずだと思います。

交響詩《海》の冒頭部の美しさですっかりと世界に引き込まれました。カラヤンとベルリン・フィルの流麗な音楽がまさに海の表情を描いているかのような演奏だと思います。ベルリン・フィルの弦楽器群の美しさが際立っていると思います。

こういった曲を指揮すると、カラヤンの音作りのうまさを痛感させられます。どの曲も美しく旋律を響かせながら、流麗に流れていく様はまさにカラヤンらしいところだと思います。ベルリン・フィルの完璧な演奏も素晴らしいです。

パールマンのロンティックな演奏が素晴らしいです。ブラームスの情緒豊かな美しい旋律を、感情豊かに歌い上げていて、アシュケナージの柔らかいピアノが見事に溶け合って美しいアンサンブルになっていると思います。

壮年期のカラヤンの演奏は、スマートな颯爽とした印象を受けます。ウィーン・フィルをと見事な完成度の演奏をしていると思いますが、ブラームスに関しては80年代の演奏の方が円熟味を増し、より深みのある演奏になっていると思います。

コンセルトヘボウ管と共にヤンソンスと素晴らしい関係を築いていたバイエルン放送響。このグレイトレコーディングズを聴いていても感じることが出来ます。最後に収録されているワーグナーの管弦楽曲集も素晴らしく、タンホイザー序曲の躍動感とフィナーレへ向かっていくところまで、計算されつくしているような演奏に改めてヤンソンスのうまさを感じました。

前半はチェコ・フィルの美しい響きを活かされて、たっぷりと歌っていきます。第3楽章では少し早めのテンポで躍動感あふれた演奏で始まりながらも、中間部ではたっぷりと歌わせています。終楽章でも熱量は落ちず、そのままフィナーレに向かっていく集中力とエネルギー溢れた演奏だと思います。

オーソドックスなアプローチでベートーヴェンと真っ向勝負!といった演奏。《第5番》ではボストン響をがっちりとまとめ上げて、その音圧に驚かされました。また独特なタメが見事には待っていて聴きごたえ十分な演奏です。

これほど透明度の高い《展覧会の絵》は聞いたことがありません。この演奏を聴くとチェリビダッケの優れたバランス感覚を体感できると思います。一切無駄な音などなく絶妙なアンサンブルが展開していき、聞き入ってしまいました。

最初から最後まで緊張感あふれる演奏で非常に感動しました。特にブラームスの《交響曲第4番
》のフィナーレの盛り上がりは凄まじいです。その盛り上がりの中、一糸乱れるぬミュンヘン・フィル、圧巻の一言です。

チェリビダッケのブルックナーは当初苦手でしたが、この演奏を聴いて印象が変わりました。テンポがゆっくりである故にそれぞれの音の響きの持つ美しさが際立ち素晴らしいと思えるようになりました。

カラヤンとベルリン・フィルの全盛期とされた70年代のベートーヴェン。《第1番》では小規模な交響曲を構築力をもちながら躍動感ある演奏で、《第3番》では長大な交響曲をしなやかに、完璧なアンサンブルで仕上げていると思います。さすがに見事な演奏です。

グリモーの独特な言い回しがとても魅力的な一枚だと思います。表情豊かに時には激しく、時には静かに柔らかい音に変化していく雄弁さは圧巻で、とても鮮烈な印象を残す演奏でした。最後までとても楽しめました。

精緻な部分までよくコントロールされており、端正な演奏なのかと思いきや、土俗的な部分も強烈に表現されていて、躍動感あふれる演奏だと思います。ストラヴィンスキーのスコアから生き生きとした音楽を引き出すような演奏で快演だと思います。

フェラスの抒情的な表現で奏されるベートーヴェン。とてもロマンティックな演奏に思えました。同じくカラヤンに愛されたムターとはまた違った、美しさと音楽性をもったフェラスの艶やかな音色もとても魅力あるものだと思います。

カラヤンの指揮のバッハは豪華で華やかな響きが特徴だと思います。ベルリン・フィルのビロードのような響きとバッハの音楽が、フェラスの品格漂うヴァイオリンの音色とうまく溶け合っているように思えます。

パーヴォ・ヤルヴィとN響が満を持しての録音、そのように思えます。これまでにも現代作曲家の音楽を数々演奏してきているヤルヴィの手腕が見事に活かされていると思います。独特な武満の世界観を美しい響きで描いていると思います。

バティアシヴィリのヴァイオリンの美しさは、突出したものがあると思います。その艶やかで瑞々しい音は本当に素晴らしいです。また《ヴァイオリン協奏曲》でのたっぷりと歌い上げるロマンティックな演奏は音楽性の高さをみせてくれていると思います。

バティアシヴィリの美音を堪能しました。特にペルトの《鏡の中の鏡》が本当に素晴らしいです。静謐な響きで、何か心に訴えてくるものがあります。神秘的なその音楽はいつまでも聴いていることが出来ます。

大編成のマーラーを映像でみることで、よりマーラーの音楽を楽しむことが出来ました。また、マーラーの演奏に定評のあるさまざまな指揮者で演奏を楽しむことが出来、その指揮ぶりの違いが非常に興味深く楽しめます。

この《第8番》は本当に美しい。冒頭からコンセルトヘボウ管とヤンソンスの厚みのある音楽の迫力に圧倒されます。また、マーラーを知り尽くしたヤンソンスならではのフィナーレへと向かっていく構成力。理想の演奏のひとつだと思います。

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