カスタマーズボイス一覧

ベートーヴェン: 交響曲第9番「合唱」 / カール・ベーム、他

カールベーム大先生は、ほとんどぶっきら棒と言ってよい程余計な演出をしません。しかしながら無味乾燥な演奏にはならず、作品の持つ力強さ、美しさを表現しています。大先生の第九は、録音、ライブ全てのCDを聴いておりますが、結局のところ1957年のウィーン響とのモノラル録音が一番良いかな、などと個人的に思っておりましたが、これからは、この演奏が一番良いと公言したいと思います。

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ケンケンさんが書いたカスタマーズボイス

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個人的には、小澤征爾としう指揮者が最も勢いを持っていたのは、40代頃だと感じています。巨匠と呼ばれるようになってからの演奏には特に魅かれていませんが、この第九を録音した当時の演奏はメリハリがあり、大変魅かれています。数ある第九の名録音に比しても引けを取らない一枚であると思います。

カールベーム大先生は、ほとんどぶっきら棒と言ってよい程余計な演出をしません。しかしながら無味乾燥な演奏にはならず、作品の持つ力強さ、美しさを表現しています。大先生の第九は、録音、ライブ全てのCDを聴いておりますが、結局のところ1957年のウィーン響とのモノラル録音が一番良いかな、などと個人的に思っておりましたが、これからは、この演奏が一番良いと公言したいと思います。

Cクライバーの5番と言えば、ウィーン・フィルとの録音が名演として名高いところですが、このシカゴ響とのライブは大変貴重な名演と言えます。Cクライバーは、ベームの推進力とカラヤンのスピード感を併せ持つ天才肌の指揮者であると思います。若干48才、売り出し中の勢いと、すでに巨匠の風格が漂う堂々とした演奏です。また、シカゴ響の分厚い響きは往年の名指揮者フリッツ・ライナーが残した同曲の名演を彷彿とさせます。

Cクライバー渾身の名演と思います。3曲とも、十八番の演目だけあって聴きごたえ充分です。
結果的に、これが生涯最後のライブとなったわけですから、貴重な記録と言えますし、感慨深い
ものがあります。残念なのは、そもそも録音の予定がなかったのでしょうか、音質は粗悪と言わざるを得ません。録音の年代は参考にはなりませんので、そこは差し引いて聴かれることをお奨めします。

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