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BIG STARの中心人物として知られるUSのシンガー・ソングライター、ALEX CHILTONが心臓発作のため死去

ボックス・トップスやビッグ・スターといったバンドの中心メンバーとして活躍し、そのキャッチーなメロディーセンスでカルト的な人気を集めたUSのシンガー・ソングライター、アレックス・チルトンが3月17日、心臓発作のためニューオーリンズの病院にて死去した。享年59歳。彼は近年体調を崩していたという。

50年にメンフィスに生まれたチルトンは、10代の頃よりバンド活動を始め、16歳の時にボックス・トップスとして発表した“The Letter”が大ヒットを記録。以降も“Cry Like A Baby”“Neon Rainbow”といったナンバーをチャートに送り込み人気を博する。70年に同バンドを解散した後はNYでソロ活動を開始するも、71年には地元のメンフィスへと舞い戻りビッグ・スターを結成。72年のデビュー作『#1 Record』をはじめパワー・ポップの元祖ともされるサウンドを展開し、当時は知る人ぞ知る存在だったものの、後にR.E.M.やニルヴァーナ、ティーンエイジ・ファンクラブといったアーティストが彼らからの影響を公言するなどして再評価された。

チルトンは同バンドを解散後、70年代中頃よりソロ活動を再開。80年代には一時期音楽活動から離れていたこともあったが、R.E.M.やリプレイスメンツらによる後押しの声もあってシーンに復帰し、マイペースに作品を発表し続けていた。93年にはオリジナル・メンバーのジョディ・スティーヴンスやポウジーズのケン・ストリングフェロウらと共にビッグ・スターを再結成し、2005年には約30年ぶりのアルバム『In Space』を発表したのも記憶に新しい。

謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

カテゴリ : ニュース | タグ : 訃報

掲載: 2010年03月18日 12:22

更新: 2010年03月18日 14:54