BECK（ベック）、11月22日リリースのニュー・アルバム『Hyperspace』より“Uneventful Days”MV公開。ハリウッド人気女優が競演、過去曲へ捧げたオマージュも

Photo by Peter Hapak

BECKが11月22日に世界同時リリースするニュー・アルバム『Hyperspace』より、最新シングル“Uneventful Days”のミュージック・ビデオが公開された。

Beck - Uneventful Days

アルバムの冒頭を飾るインスト曲“Hyperlife”により、静かに幕を開けるこのビデオは、Sky Ferreira“Everything Is Embarrassing”やSOLANGE“Losing You”などのプロデュースで知られる個性派アーティスト／プロデューサーで、BLOOD ORANGE名義でも活躍するDev Hynesが監督を務めた。

アルバム・ジャケットと同じような80年代レトロな時代設定で、映画を思わせるシュールな映像が印象的なこのビデオには、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した『レスラー』でミッキー・ロークの娘役を演じ、今冬公開の話題作『アナと雪の女王2』にも出演、かつてはMarilyn Mansonと婚約していたというエヴァン・レイチェル・ウッド、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』で女戦士ヴァルキリーを演じ、私生活ではJanelle Monaeの恋人と噂されているテッサ・トンプソン、ジョージ・クルーニーとマーク・ウォールバーグ共演の『スリー・キングス』で映画デビューを果たし、コメディ・ドラマ・シリーズ「アレステッド・ディベロプメント」で人気を博したアリア・ショウカットというハリウッドの人気女優たちが競演している。

さらに、この曲は「今や世界は変わってしまった。消えて無くなった。あの平穏な日々......」というありし日へのノスタルジーと現在の喪失感を歌っているが、ビデオの中でテッサ演じるキャラクターが着ている衣装は1996年リリースの5thアルバム『Odelay』からのシングル“Devils Haircut”のミュージック・ビデオでBECKが着ていたものだったり（途中、古いボルボに乗っている男性が着ているTシャツも『Devils Haircut』のジャケット）、エヴァン演じるキャラクターが着ている衣装は1999年リリースの7thアルバム『Midnite Vultures』からのシングル“Sexx Laws”のミュージック・ビデオでBECKが着ていたものだったりと、自身の歴史を振り返るようなオマージュが登場しているのも話題となっている。

Beck - Devils Haircut

Beck - Sexx Laws

▼リリース情報
BECK
ニュー・アルバム
『Hyperspace』
11月22日（金）リリース

■初回限定封入特典：ジャケット・アートワーク＆タイトル・ロゴ・ステッカー　※日本盤のみ