HANK JONES、GREAT JAZZ TRIOでのラスト録音がCD化

5月16日に逝去したジャズ・ピアニスト、ハンク・ジョーンズのメモリアル・アルバム『Last Recording』が7月21日にリリースされる。

ジョーンズ率いるグレイト・ジャズ・トリオの最新にして最後のアルバムとなる本作は、ロン・カーターの弟子である弱冠26歳のベーシスト＝デヴィッド・ウォンと、デューク・エリントン楽団などで演奏経験を積んできたドラマーのリー・ピアソンによるトリオ編成を軸として、来日中だった今年2月にレコーディングを実施。エリカ・バドゥの作品へ参加するなど、ジャズの枠を越えて幅広いリスナーから支持されるトランペット奏者のロイ・ハーグローヴや、ホレス・シルヴァーとの共演経験もある実力派テナー・サックス・プレイヤーのレイモンド・マックモーリンも録音に参加しており、“A Night In Tunisia”や“Fly Me To The Moon”などのスタンダード・ナンバーを含む全11曲が収録される。ジョーンズのピアノ・ソロも収められているとのことで、彼の亡くなる直前におけるパワフルな演奏を堪能することのできる、充実の内容が期待できそうだ。トラックリストは以下の通り。

〈HANK JONES 『Last Recording』収録曲〉
1. A Night In Tunisia    
2. Opus De Funk
3. Cantaloupe Island
4. The Summer Knows
5. Cleopatra's Dream
6. Someone To Watch Over Me
7. Begin The Beguine
8. Fly Me To The Moon
9. My Foolish Heart
10. Stompin' At The Savoy                
11. The Very Thought Of You