M.I.A.の最新PVが過激な暴力表現で物議を醸す

M.I.A.が、オフィシャルサイトを通じて待望の最新PVを発表した。6月23日に日本先行でリリースされるニュー・アルバム(タイトル未定、海外では6月29日発売予定)からのトラックが公開されるのは、これが初のこととなる。
発表されたのは“Born Free”と名付けられた楽曲で、PV本編はおよそ9分に渡る短編映画のような作りになっている。監督は、ジャスティスの“Stress”などを手掛けたロメイン・ガルヴァス。アメリカ国旗の腕章を身に付けて武装した人々が、赤毛の白人青年を強制連行する様子が描かれており、随所に見られる暴力的な表現が大いに物議を醸している模様だ。〈billboard.com〉はこの作品の衝撃度について、「エリカ・バドゥの“Window Seat”に文句を付けていた人々も、この映像を見た後には腹を立てていた自分が馬鹿らしく思えてしまうはず」と評している。
また、彼女の所属するレコード会社であるユニヴァーサル・ミュージック・グループは、PVの内容があまりにも過激なために映像をYouTubeにアップすることを拒否。これに対し、M.I.A.はTwitterを通じて〈FUCK UMG〉というメッセージを発表している。







