TARO SOUL、PUSHIM、KANAME（CHEMISTRY）など豪華ゲストが続々登場!　新作『LOVE ME PLEASE!』を引っ提げ、COMA-CHIがラヴ・モード全開のワンマン・ライヴを開催!!

〈ラヴ〉をテーマとしたコンセプト・アルバム『LOVE ME PLEASE!』を6月10日に発表したCOMA-CHIが、7月10日、地元・渋谷でリリース・パーティーを開催した。2月に行われた前作のレコ発の際はバンド・セットだったが、今回、舞台上に据えられたのはシンプルにターンテーブル・セットのみ。しかし、ダンサーを交えたパフォーマンスや次々に登場した豪華ゲスト陣との共演など、ヒップホップを鮮やかにショウアップした演出は、この日、O-WESTに集まった満員の観客を完璧に魅了した。

メタリックなゴールドの衣装を身に纏い、ダンサー〈東京舞踊少女〉の4人と共に姿を現したCOMA-CHIは、のっけからエネルギッシュな歌とダンスで会場に殴り込み!　一気に会場のを温度を上昇させた後、当日までほとんどあきらかになっていなかったゲストたちが、入れ代わり立ち代わりで次々と紹介されてゆく。

まず、トップバッターとして登場したTARO SOULは、“Mr. Platonic”におけるCOMA-CHIのラップ・パートを担当し、この日ならではの貴重なヴァージョンを披露。また、Da.Me.Records時代の2人は、お互いに恋愛相談に乗っていた（そして、TARO SOULはCOMA-CHIのアドヴァイスで恋愛成就したらしい!?）……など、新作のテーマに沿ったMCでも観客を盛り上げた。

ショウの中盤、続くゲストとして招かれたのはPUSHIMとMICKY RICH。“Hey Boy, Hey Girl”では艶かしく攻め立てる肉食系女子2名にタジタジのMICKY RICH……という図が展開するわけではなく、セクシャルな男女のアレコレをパワフルに表現する3人のステージングに会場も大合唱!　ちなみに、その後のMCで「このなかで、彼氏や彼女がいる人!」と呼びかけられたフロアからはほとんど手が挙がらず、COMA-CHIは「男女比も半々ぐらいだし、後で合コン状態になっても……」と、別の角度からも観客を煽って（?）いた。

後半に入ってシックな衣装に変身したCOMA-CHIは、やはりDa.Me. Recordsに所属していた頃から馴染みのあるKEN THE 390と共に“miss you”“すれ違い”をアダルトに演出。“すれ違い”はKEN THE 390にとって初のラヴソングだったらしく、レコーディングの時にはお互いに照れてしまい、なかなか作業がはかどらなかったという初々しい昔話も明かしてくれた。

そして、ライヴのラスト近くに「出た!」「ホントに来た!」という空気のなかで大歓声を浴びながら登場したのはCHEMISTRYのKANAME。“Instinct”ではシルキーなKANAMEの声とややハスキーで艶のあるCOMA-CHIの声が美しく絡み合う圧巻の歌唱で、ヴォーカリストとしての凄みを存分に見せ付けてくれた。

本編終了後、アンコールでふたたびステージ上に現れたCOMA-CHIは、彼女自身を象徴する“name tag -C.O.M.A.C.H.I-”や、メジャー・デビュー・アルバム『RED NAKED』を代表する“B-GIRLイズム”を連続投下。会場はこれ以上ないほどの熱気に包まれたが、そんなフロアに向かって彼女が最後に捧げた楽曲は、インディーズ時代のアルバム『DAY BEFORE BLUE』のリード曲である“ミチバタ”。冒頭からラストまで、目映いばかりにゴージャスな演出が施されたこの日のショウは、「私はこれまでそこにいたし、今後も忘れたくない場所」というMCのごとく、彼女のストリートに対する愛の込もったメッセージで締め括られた。

COMA-CHI　『LOVE ME PLEASE!』　リリース・パーティー　@ shibuya O-WEST
セットリスト