NINE INCH NAILSのTRENT REZNORが、〈Twitter〉などSNSサーヴィスの利用中止を宣言
アルバムの無料配信やリミックス企画など、ウェブを通じて様々な実験的試みを続けてきたナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーが、〈Twitter〉などのSNSサーヴィスの利用をやめることを宣言した。
ファンに直接メッセージを発信するために〈Twitter〉の利用を始めたトレントだが、クリス・コーネルやマリリン・マンソンへのディスが取り沙汰されるなど、その身もふたもないあけすけな発言が話題を呼び、皮肉なことにここ最近は格好のゴシップの的となっていた。オフィシャルサイトのフォーラムにて発表されたメッセージでは、ここ数年のウェブとミュージシャンの関係について言及したうえで、「ソーシャル・ネットワーキング・サーヴィスをやめようと思う。結局、人目につくところでモノを言おうとしても、イライラするだけだ。実験が実を結んで、〈マヌケが勝つ(Idiots Rule)〉っていうことも証明できたし」と、現在ともにツアー中のジェーンズ・アディクションの楽曲のタイトルを引用して、その心境を語っている。
これまでラジカルにウェブでの活動を続けてきた彼なだけに、その失望は大きいようだ。今回のジェーンズとストリート・スウィーパー・ソーシャル・クラブ(トム・モレロ、ブーツ・ライリー)を迎えての大規模なツアーを最後に、NINとしての活動を休止することも明言しているが、今後どのような動きがあるのか、ますます目が離せそうにない。







