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IGGY & THE STOOGESが、ツアー先のカナダで、機材を丸ごと盗まれる被害に遭う

 2003年に再結成し、2007年には新作『The Weirdness』もリリース、〈FUJI ROCK FESTIVAL '07〉へも出演していた、イギー・ポップ率いる伝説のデトロイト・パンク・バンド、イギー&ザ・ストゥージズが、公演先のカナダで、機材を車こと盗まれるという被害に遭っていたことが明らかになった。

 事件が起こったのは、8月4日の早朝。モントリオールでフェスティバルへの出演を終えたバンドは、同市内の〈Embassy Suites Hotel〉前に、レンタルしていた機材トラックを停めていたところ、そのトラックごと盗難に遭ってしまったとのこと。トラックには、ギターや、アンプ、ドラムセットなど多くの機材が積まれていて、中にはベースのマイク・ワットが、長年愛用してきたギブソンのベース・ギターも含まれているという。

 ツアー・マネージャーのエリック・フィッシャーは、〈Detroit Free Press〉に「マイクのベースには、値段なんて付けられない。あのベースには、たくさんの歴史が詰まっていて、いつの日か、ロックの殿堂に飾られるくらいの価値があるんだ。僕らは本当にがっかりしている」と、語っている。機材がなくなってしまったバンドだが、ツアーはキャンセルせずに、借り物の機材で、ライヴを続けるようだ。一刻も早く、彼らのもとへ機材が戻ることを願うばかりだ。


掲載: 2008年08月06日 17:00

更新: 2008年08月06日 18:03

ソース: oops