70年代後期の伝説的シンガー・ソングライター佐井好子、30年ぶりとなるオリジナル作『タクラマカン』を発売
1975年に活動をスタートし、カルト的な評価を得るも4年後には活動を休止した伝説のシンガー・ソングライター、佐井好子。彼女が、なんと30年ぶりにオリジナル・アルバムを発表することが発表された。通算5作目となるアルバムのタイトルは、『タクラマカン』。紙ジャケット仕様で、2008年2月2日に発売される。
本作で脇を固めるのは、旧作CD化に際してライナーを担当し、自身の作品での共演歴もあるJOJO広重のほか、山本精一(ROVO)、芳垣安洋(ROVO)、柴山伸二(渚にて)、早川岳晴ら、今をときめく名プレーヤー達。江戸川乱歩や夢野久作、久生十蘭、横溝正史などを愛読し、絵画をこよなく愛していたという彼女の、狂気を孕んだ幻想的な世界観がどのように展開されるのか、楽しみなところだ。
リリース日と同日の2月2日には、大野雄二プロデュースによるファースト・アルバム『萬花鏡』(1975年)、高中正義や吉川忠英ら参加のセカンド・アルバム『密航』(1976年)も、紙ジャケット仕様で再発される。また、3月には残る2作品も再発されるほか、未発表ライヴ・アルバムも発売予定、さらに春ごろに1回きりの復活ライヴが行われる予定もあるのだとか。往年のファンからの支持はもちろん、邦アシッド・フォークの重要盤として、今後様々な世代から大きな注目を集めるのは間違いなさそうです。







