ニュース詳細

大本命のメアリーJ・ブライジは? 期待のUK勢は? 注目のグラミー賞がついに発表!

2月11日、LAのステイプルズ・センターにて第49回グラミー賞の授賞式が開催され、ディクシー・チックスが最優秀レコード、最優秀楽曲(共に“Not Ready To Make Nice”)、最優秀アルバム(『Taking The Long Way』)、と主要4部門中3部門を独占するという結果になった。さらに彼女たちは最優秀カントリー、最優秀カントリー・アルバムも併せて受賞し、ノミネートされた部門すべてを受賞するという離れ業を演じてみせた。また「アメリカン・アイドル」出身のキャリー・アンダーウッドが最優秀新人、最優秀女性カントリー・ヴォーカル、最優秀カントリー・ソング(共に“Jesus, Take The Wheel”)の3部門を受賞している。ロック関係の部門では、レッド・ホット・チリ・ペッパーズが4部門を受賞。そのレッド・ホット・チリ・ペッパーズ『Stadium Arcadium』とディキシー・チックス『Taking The Long Way』を手掛けたリック・ルービンが最優秀プロデューサーを受賞した。一方、今年度最多の8部門にノミネートされ、〈大本命〉と目されていたメアリーJ・ブライジは主要部門の受賞こそ逃したが、最優秀女性R&Bヴォーカル、最優秀R&Bソング(共に“Be Without You”)、最優秀R&Bアルバム(『The Breakthrough』)の3部門を受賞。注目が集まっていたジェイムス・ブラントやコリーヌ・ベイリー・レイらUK勢は受賞数ゼロという結果に終わった。

授賞式はポリスの再結成パフォーマンスで始まり、スモーキー・ロビンソンやクリス・ブラウンらによるジェイムズ・ブラウンのトリビュート・ライヴ、リュダクリスやアース・ウインド&ファイアらによる共演など、グラミーならではのパフォーマンスが見られた。それ以外の主な受賞結果は以下のとおり。

■最優秀女性ポップ・ヴォーカル/クリスティーナ・アギレラ“Ain't No Other Man”
■最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム/ジョン・メイヤー『Continuum』
■最優秀ダンス・レコーディング/ジャスティン・ティンバーレイク“Sexy Back”
■最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム/ナールズ・バークレー『St. Elsewhere』
■最優秀R&Bアルバム/ビヨンセ『B'Day』
■最優秀ラップ・ソロ/T.I.“What You Know”
■最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム/ナンシー・ウィルソン『Turned To Blue』
■最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ/マイケル・ブレッカー“Some Skunk Funk”
■最優秀ラテン・ロック・アルバム/マナ『Amar Es Combatir』
■最優秀ブルース・アルバム/アイク・ターナー『Risin' With The Blues』
■最優秀フォーク・アルバム/ブルース・スプリングスティーン『We Shall Overcome - The Seeger Sessions』
■最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバム/ボブ・ディラン『Modern Times』
■最優秀レゲエ・アルバム/ジギー・マーリー『Love Is My Religion』

掲載: 2007年04月11日 19:00

更新: 2007年04月11日 19:41