ムーンライダーズが30年に及ぶ歴史を辿る書籍「月光下騎士団大事典 ムーンライダーズ30周年記念目録」、DVD「MOONRIDERS 30th Anniversary Premium BOX」、シングル“Cool Dynamo, Right on”などニュー・アイテムを続々とリリース
昨年、デビュー30周年を迎えたムーンライダーズ。メンバーそれぞれがプロデューサーやセッション・ミュージシャンとしても活動し、バンドとしては常に型にはまることなく前進し続けている彼らが、3月から4月にかけて、書籍、DVD、シングル、コンピレーション・アルバムなど、続々とニュー・アイテムを発表する。
まず3月16日には、彼らの30年間の歴史を辿る書籍「月光下騎士団(ムーンライダーズ)大事典」を上梓。10周年、20周年記念として、これまでもムーンライダーズ関連本は節目ごとに出版されてきたが、とりわけ本書では、人名録やディスコグラフィーをはじめとするデータ量で他を圧倒。門外不出のプロモーション・キットなどが並ぶカラーページも圧巻の、まさにバンドの〈公式記念目録〉と言える内容となっている。
続く3月21日には、デビューから昨年までの彼らの姿を追いかけたドキュメンタリー映画「マニアの受難」をDVD化した「MOONRIDERS 30th Anniversary Premium BOX」をリリース。多彩なゲストを迎えて行われた30周年記念ライヴの映像を軸に、バンドのメンバーや関係者へのインタビューを通してムーンライダーズの実像を浮かび上がらせていく本作は、音楽映画を超えた、リアルなヒューマンドラマとしての重みを持つドキュメンタリー作品に仕上がっている。また3月23日には、ムーンライダーズが1992年のクリスマス・イヴに行ったNHKホール公演の模様を収録したライヴDVD「SPACE SHOWER ARCHIVES ムーンライダーズ LIVE 9212」も発売される。こちらには、“スイマー”“シリコン・ボーイ”“Who's gonna die first”“涙は悲しさだけで、出来てるんじゃない”“くれない埠頭”“独逸兵のように(シャルロットへ)”などの楽曲が収録されている。
そして4月4日には、昨年リリースされたアルバム『MOON OVER the ROSEBUD』から2枚目のシングル・カットとなる“Cool Dynamo, Right on”をリリース。カップリングには気鋭のブレイクビーツ・マスター、RIOW ARAIによるリミックス・ヴァージョンやPVを収録。また同日には、1979年7月7日に久保講堂において〈七夕の夜は刺激的!〉と題されて行われたコンサートをほぼ全編にわたって収録した2枚組ライヴ盤『ARCHIVES SERIES VOL.2 1979.7.7 Live at 久保講堂(仮)』や、作詞家、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして──日本の音楽シーンを裏側から支えてきた音楽家集団としての彼らの歴史を検証するべく編まれたコンピレーション・シリーズ『続・ムーンライダーズのイイ仕事 フォーライフ編』『続・ムーンライダーズのイイ仕事 クラウン編』『続・ムーンライダーズのイイ仕事 徳間ジャパン編 Part.2』『続・ムーンライダーズのイイ仕事 ユニバーサル編 Part.2』もリリースされる。
さまざまな角度からムーンライダーズの足跡を振り返るこれらの作品をひも解けば、同時に日本の音楽シーンの歴史を辿ることもできるのではないだろうか?







