6月19日～6月25日のタワレコ渋谷店チャートはCocco、LUNKHEAD、FRONTIER BACKYARDなどが登場

今週は3作品と初登場作品は少なめなタワレコ渋谷店総合アルバム・チャートベスト10。そんななか宇多田ヒカルに代わって首位を奪取したのはCoccoの約5年ぶりの復活アルバム『ザンサイアン』。くるりなどとのバンド、SINGER SONGERを経て、あの圧倒的な歌世界はよりスケール感を増し、多くの人の琴線を直撃するであろう内容となっております。4位はLUNKHEADのセル・タイトル・アルバム。次長課長出演のプロモ・クリップ“カナリアボックス”も話題を集めた彼らの勝負作といえる本作は、突き抜けるようにストレート・エッジなロックが満載された内容。10位はルースターのセカンド・アルバム。プロデューサーにマット・ウォレスを迎え、よりソリッドに磨かれたリフとグルーヴ感で貫かれた一作となっております。若手とはいえ随所に聴けるいぶし銀のブルース・センスにも注目です。15位には斉藤和義のニュー・アルバムが登場。44位から16位に急上昇を果たしたデンジャー・マウスとシー・ローのユニット（?）、ナールズ・バークレーにも要注意です!

一方J-INDIEチャート。先週首位に躍り出たINO hidefumiが今週もガッチリと堅守して引き続き旋風を巻き起こしております。2位にはFRONTIER BACKYARDのセカンド・アルバムが堂々登場（総合でも14位に初登場）。前作より1年ぶりに放たれた本作では、よりハイブリッドにメロディアスに進化したロック・サウンドが聴けます。数多くのライブ活動の成果も窺える、現場対応バッチリの内容となっております。3位にはTHE MODSがファースト・アルバム『FIGHT OR FLIGHT』をセルフ・カヴァーした作品に、82年の伝説の雨の野音ライブを完全収録したDVDを付けた最強アイテム。デビュー25周年となる2006年にTHE MODSが新たに放つロックのマスターピースといえる作品です。また、6位にはDJ BAKUの超絶新アルバムも登場!

・タワーレコード渋谷店総合チャート（6月19日～6月25日）
1. Cocco『ザンサイアン』
2. 宇多田ヒカル『ULTRA BLUE』
3. Fatboy Slim『The Greatest Hits:Why Try Harder』
4. ランクヘッド『LUNKHEAD』
5. Primal Scream『Riot City Blues』