4月25日～5月1日のタワレコ渋谷店チャートはNINE INCH NAILS、奥田民生、髭などが登場

ベスト10中半数が初登場作品と、今週も新鮮なタワレコ渋谷店総合アルバムチャート。先週のELLEGARDENから首位の座を奪ったのはナイン・インチ・ネイルズの新作『With Teeth』。NINことトレント・レズナー6年ぶりの新作というだけあって、相当な期待を持って迎えられた模様です。共同プロデュースにアラン・モウルダーを迎え、怒濤のインダストリアル・ロック・サウンドをバラエティ豊かに構築しております。完成度の高さと攻撃的エネルギーが両立した傑作です。4位は奥田民生の新ミニ・アルバム。広島市民球場ソロ・ライヴも成功させたのち、新たなバンド・サウンドを提示する重量級の作品といえます。5位はテクノ・レーベル、ワープ初のロック・バンド、マキシモ・パークのデビュー作。XTC譲りのねじれたロック・サウンドがエネルギッシュな作品です。6位は米女性R&Bの次世代筆頭格といえる、エイメリーのセカンド・アルバム。さらにスケールアップを果たした艶やかなヴォーカルとスムースかつ刺激的なビートメイクが気持ちいい作品です。8位は、スクービードゥー、Ryoji（ケツメイシ）、PE'Zなどの参加クリエイターも話題の、NEWSのファースト・アルバム。

一方J-INDIEアルバム・チャート。こちらは首位はもちろん、前作『Pepperoni Quattro』も4位に再登場するなどますます勢いを増すELLEGARDEN旋風が印象的。3位は、髭がメジャー・デビューを目前にタワレコ限定でリリースした200円（!!）シングル。様々な要素をごった煮にした、その圧倒的なロックサウンドが〈新しいロックスターの出現!?〉と各所で話題を集めている彼ら。先物買いのみなさんは絶対にチェックが必要です。4位にはOtomo Yoshihide's New Jazz Orchestraのアルバムが登場。フリージャズの精神を持って、日本のノイズ～アヴァンギャルド～音響シーンをかき回し続けた一人のジャズメンの軌跡が詰まっております。10位には生音を重視したヒップホップ・サウンドが好評な瘋癲の新作が登場。確かなスキルに裏打ちされたアグレッシヴかつスムースな世界観を構築しております。

・タワーレコード渋谷店総合チャート（4月25日～5月1日）
1. NINE INCH NAILS『With Teeth』
2. ELLEGARDEN『RIOT ON THE GRILL』
3. Def Tech『Def Tech』
4. 奥田民生『COMP』
5. MAXIMO PARK『A CERTAIN TRIGGER』