初心に返った〈ソウル・トレイン・ミュージック・アワード〉で、ますます輝くBEYONCE!
2004年の〈ソウル・トレイン・ミュージック・アワード〉が3月20日、LAにて行われた。昨年はジャスティン・ティンバーレイクがノミネートされるなど、R&Bシーンの裾野が広がっていることを感じさせたが、今年は〈黒人のためのアワード〉という基本姿勢に戻り、功労賞にあたる〈クインシー・ジョーンズ特別賞〉には事件を起こしたR・ケリーとジャネット・ジャクソンがそれぞれ選ばれるなど、ブラック・コミュニティーの結束を強く示すものとなった。司会はベイビーフェイスとアリシア・キーズが担当。パフォーマンスではアイズレー・ブラザーズをはじめ、デスティニーズ・チャイルドのミッシェル・ウィリアムス、アウトキャスト&スリーピー・ブラウン、ネリー+マーフィー・リー+ジャーメイン・デュプリ、ルーベン・スタッダード、アッシャー+リュダクリス+リル・ジョンなど豪華な顔ぶれが並んだ。その他、主な受賞者は以下のとおり。
●最優秀R&B/ソウル・シングル:女性/アリシア・キーズ“You Don't Know My Name”
●最優秀R&B/ソウル・シングル:男性/ルーサー・ヴァンドロス“Dance With My Father”
●最優秀R&B/ソウル・シングル:グループ/フロエトリー“Say Yes”
●最優秀R&B/ソウル・アルバム:女性/ビヨンセ『Dangerously In Love』
●最優秀R&B/ソウル・アルバム:男性/R・ケリー『Chocolate Factory』
●最優秀R&B/ソウル・アルバム:グループ/B2K『Pandemonium』
●最優秀アルバム/アウトキャスト『Speakerboxxx/The Love Below』
●最優秀新人賞/チンギー“Right Thurr”
●最優秀ヴィデオ/アウトキャスト“Hey Ya”
●最優秀ゴスペル・アルバム/バイロン・ケイジ『The Prince of Praise (Live At New Birth Cathedral) 』
また、今回のアワードでも大きな賞を受賞し、〈アワードの女王〉の名をほしいままにしているビヨンセが、映画「Fighting Temptations」に続いて、今度は〈ピンクパンサー〉シリーズ最新作への出演が決定した。彼女の役はエック・サニアという名前のポップスター。本作は主演を演じるスティーヴ・マーティンのほか、ジャッキー・チェン、ジャン・レノなど錚々たるキャストが揃っているうえ、デヴィッド・ベッカムとも出演交渉中という豪華なもの。現在ビヨンセはアリシア・キーズやミッシー・エリオットらとともに〈Ladies First Tour〉で全米を回っているが、5月からはNYとパリで映画の撮影に入る予定。しかし、この撮影のおかげで、デスティニーズ・チャイルドの新作レコーディングのほうは、ややズレ込むことになりそうだ。







