「イパネマの娘」40周年の日にブラジルで記念コンサート
1962年の夏、初めて「イパネマの娘」がコンサートで披露された日から40年を迎えた8月2日、リオデジャネイロでは記念のコンサートが開催された。当日は「ワン・ノート・サンバ」等の名曲と共に大勢の観客がこの日を祝った。今でもリオの恋人たちのライフスタイルを象徴する曲として愛されている「イパネマの娘」。作曲者のアントニオ・カルロス・ジョビンとヴィニシウス・デ・モライスがイパネマ海岸にあるバーのいつもの席に座っていると、背が高く、日焼けした若く美しい女性が通り過ぎた。そんなありふれた、しかし特別な風景を歌ったこの曲は、ブラジルにとってはワールド・カップでの優勝と並んで一つの「誇り」となっている。コンサートの会場となったカフェのオーナーは「この日はブラジルのミュージシャンにとってはブラジルの音楽が世界的になるかどうかの最初の分かれ道だった。」と語った。







