Mary Halvorson(メアリー・ハルヴォーソン)『About Ghosts』ブルックリンを拠点に活躍する気鋭のジャズ・ギタリストによる最新作

自身が率いるセクステットAMARYLLISとともに、そして新たなる仲間と楽器とともに作り上げた新たなる知的音的音楽体験!
各楽器のインプロヴィゼーションが織りなす音世界が作り上げた音楽のタペストリー『ABOUT GHOSTS』完成!
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■作品詳細
ブルックリンを拠点に活躍する気鋭ジャズ・ギタリスト/作曲家、Mary Halvorson。2022年にNONESUCH RECORDSに移籍して以来、MaryとPatricia Brennan (ヴィブラフォン)、 Nick Dunston (ベース) 、 Tomas Fujiwara (ドラムス) 、 Jacob Garchik (トロンボーン) 、 そして Adam O’Farrill (トランペット)の6人編成からなる“アマリリス”セクステットと共に、『AMARYLLIS』と『BELLADONNA』(ともに2022年発表)、そして昨年リリースした『CLOUDWARD』など3作品を発表している彼女がその”アマリリス”セクステットと新たな作品を作り上げた。
Maryとアマリリス・セクステットによる最新作『ABOUT GHOSTS』。本作にはアマリリスのメンバーの他、サックス奏者のImmanuel WilkinsとBrian Settlesが「Carved From」を含む5曲に参加しており、またJohn Dieterich (Deerhoof)がプロデュースとミックスを担当している。
「2023年の秋ごろからアマリリスの為に、このアルバムの作曲を始めたのだけど、その時”ねえ、サックスを加えたいな”と思った。そこからただ作り始めた」
本作でサックス奏者を加えたことについて、Maryは次のように語っている。「実験のような気分だった。より濃密なハーモニー、より多くのホーンが欲しいと感じたわ。でもアマリリスにこだわりたかったから、まったく新しいことをするよりも、アマリリスにサックスを2、3本加えるのが自然だと考えた」
さらにに彼女は笑いながら続けた。「アマリリスでたくさん演奏していたし、私たちは本当にいい状態にあった。すでにいい感じになっているものに、ある要素を加えて、一石を投じて、何が起こるか見てみたかったの」
先行トラック「Carved From」には、新たな楽器としてサックスだけでなく、ポケット・ピアノ・シンセサイザーの音も聴くことが出来る。これは、Maryの幼馴染であるCritter & GuitariのOwen Obornが最近彼女にプレゼントしたものだという。
「今までシンセサイザーを弾いたことはなかったけど、彼がくれたのだから、どうやって弾くのかやってみようと思った。結果、たくさんのトラックでオーバーダブとして使ったわ。アルバムを通してギター以外に奇妙な音が織り込まれているのが分かると思う」 そう彼女は語る。
「インプロヴァイズするために使ったんじゃない。作曲に組み込むための追加レイヤーを見つけようとしていた。でも、このレコードのミックスを担当したJohn Dieterichは、シンセを完璧に取り入れてくれた。気づかないうちに、微妙なレイヤーがそこに定着しているような感じだった。まるでバンドの幽霊メンバーみたいにね」
そのバンドの”幽霊メンバー”が本作のタイトル『ABOUT GHOSTS』にも関わっているのだろうか?興味は尽きない。
一つ処にとどまることを良しとせず、つねに探求し続ける彼女らしい、新たな知的音的実験。その結果が本作『ABOUT GHOSTS』に結実している。
■収録曲
01. Full of Neon
02. Carved From
03. Eventidal
04. Absinthian
05. About Ghosts
06. Amaranthine
07. Polyhedral
08. Endmost
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タグ : NO GUITAR, NO LIFE. アナログレコード ジャズ復刻&発掘
掲載: 2025年04月18日 16:49






