ハッピー&クールな感性で作り上げた『Organic Plastic Music』に続くセカンド・アルバム。スウィング・ジャズやパーカッシヴなサンバ、アフリカン・ビートを取り入れた生音追求型の楽曲から、R&Bテイストの打ち込みやソリッドなフューチャー・ジャズまでを彼らならではの洗練された感性でポップ・ミュージックへと昇華した全13曲。華やかでスタイリッシュなサウンド、伸びやかで美しいヴォーカル、お馴染み清川あさみによるアート・ワークに至るまで、最高にカラフルでビューティフルな1枚! (C)RS
JMD(2010/06/14)
ファーストアルバム『Organic Plastic Music』に続く、待望のセカンドアルバム!今作ではスウィング・ジャズやパーカッシヴなサンバ、アフリカン・ビート、フューチャー・ジャズまでオリジナリティに溢れ、実に多彩な音楽世界を表現! アートワークには先行シングル極楽鳥~Bird Of Paradise~と同様、マルチ・クリエイターの清川あさみ氏を起用し、サウンドも含めまさにカラフルでビューティフルな作品に仕上り!
タワーレコード(2009/04/08)
orange pekoeが作り出す楽曲の魅力は、とってつけたような展開や脈略のないサビとは異なる、メロディーが本来あるべき場所に存在することの素晴らしさと言うべきだろうか(しかしそれを探すのは、いまどれだけ困難なことか!)。このニュー・アルバムでは、スウィンギーなビッグバンドや強烈なバトゥカーダ・パーカッションなど、生楽器の多用が前作にも増して試みられ、さらにフューチャー・ジャズ的なプロダクションや濃密なR&Bタッチなど、音の色彩はさらなる深みを増している。その圧倒的な完成度の影には世界への深い喪失感が時折顔を覗かせるが、それでもこの作品がポップスとしての普遍性とポジティヴィティーを獲得し得ているのは、(ありきたりな形容だけれど)二人の音楽への強い信念と愛情ゆえであると思う。“ひとつになれば”の無防備なまでの開放感や、“虹”の祈りにも似た美しさは、音楽の過去と未来を繋ぐ架け橋のように感じられる。
bounce (C)駒井 憲嗣
タワーレコード(2003年07月号掲載 (P79))