フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2003年06月11日 |
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規格品番 |
EICP-226 |
レーベル |
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SKU |
4547366010619 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:54:50
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1.[CD]
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2000年夏に突如として現れ、クロスオーヴァーかつ洗練度の高いサウンドでたちまち日本のリスナーにも受け入れられたLSK。しかしそんなファッショナブルなムードに包まれた彼にはもっと生臭く息づくリアリティーや強烈な個性、そしてハングリーな意志も見え隠れしていた。実際、その後の来日公演ではパンク・ ロッカーやラッパーなどを思わせる粗野で等身大なパフォーマンスを見せ、下町のお兄ちゃん的な親しみ易さを醸し出してもいた。そんな印象をもってすれば頷けるものの、前作『Love』の耳触りの良い、メロウなLSKのみを期待する向きには、この新作『Outlaw』は過激なほどに挑戦的だ。なにしろ冒頭から耳に飛び込んでくるのは、巧みなラジオDJぶりとクセのあるレゲエDJ風のヴォーカル。そしてスモーキーでファンキーなダブ、サード・ワールドやバッド・マナーズ、クラッシュのカヴァー……と、アルバムは一貫してこの調子で進行。しかしそれらが彼らしい洗練されたヴォーカル・スタイルと巧みな言葉使い、そして軽やかでポジティヴなスタンスでまとめあげられているところがポイントだろう。LSKと同じく70年代~80年代を超えて現在を生きる30代前後のリスナーならば、その記憶を震わせるような言葉やメロディー、音をきっと見つけることができるに違いない。そしてそこには、トレンディーなものに潔く背を向け、嬉々としてポップ・ミュージックの裏街道をひた走り始めたLSKの姿がある。
bounce (C)ネイシャンタワーレコード (2003年07月号掲載 (P78))
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まず、アルバム・タイトルである『Outlaw』という言葉がひとつのキーワードだ。LSKは自分の音楽を非主流とし、〈アウトロー〉であることを選んだ。ブラック・ミュージックをルーツにしながら、自分の作品を形にしていくプロセスはそれにこだわらない。ここに彼のアウトロー美学(?)がある。デビュー・アルバムとは異なり、今作ではレゲエ、スカ、2トーンの影響が色濃く窺える。サード・ワールドや、スカ・リヴァイヴァル期の重要バンド、バッド・マナーズのカヴァー、ダークなムードのダブ処理……、じつはすべてがLSKのルーツである。ストレートなジャズ、ファンクやヒップホップはあくまでも味付け的な存在。イギリスという地において、レゲエやスカは単なるパーティー・ソングではなくレベル・ミュージック(反逆の歌)として捉えられることが多い。今回LSKはパンクの精神も表現したかったのだという。LSKがレベル・ミュージックとして裏打ちのリズムを全編で鳴らしたのは、アウトローとして当然の方向性だったのかもしれない。日本盤のボーナストラックとして収録されたクラッシュ“Straight To Hell”のカヴァーが違和感なく聞こえてくるのも、イギリスにおけるレゲエ、スカのレベル・ミュージックとしての認識が共通しているものだからだ。お昼寝BGMとして成立させないスリリングなサウンドを優れたポップ・ミュージックとして提示できるLSKの才能が、彼のアウトロー的ポジションを決定づけている。
bounce (C)米田 貴弘タワーレコード (2003年07月号掲載 (P78))
新たな世紀での更なる飛躍を嘱望されえ早3年、遂に世界待望の新作がリリースされます。豊かな音楽的背景を武器にあらゆるジャンルの垣根を取り払って生み出された珠玉の作品たちは変わらず先鋭的でありながら、デビュー時よりもさらにキャッチーさを増し、溢れる才能と迸る情熱に加え、小憎らしいまでの緻密な計算により一層の完成度を誇っています。彼の類稀なる才能を感じてください!
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