| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2003年04月23日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Nonesuch |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | WPCR-19072 |
| SKU | 4943674041862 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:57:39

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恋愛フレ―ズと言うものを検索して読んでいると、人並みの恋愛結婚をして半世紀も生きると、私には心に響くような言葉は見つからない。多分、一文づつ紹介されているからだと思う。自分は言ったこともないのに、下手に文学部心理研を卒業してると、この言葉は多用すると悪い影響力を及ぼすのではないかと斜に構え出す。
映画『めぐり合う時間たち』で、ウルフの絶筆となる遺書を知り得た。年月を重ねる程真価を感じる、最も優れた恋文と私は思う。多数の恋愛書簡を読んでないから、尚更そう思うのかもしれないが、何度も読み返すと、飽きることなどなく、ウルフの真意が彼女の声と共に伝わってくるように感じる、さすが文豪の文章だと思える。
ウルフの遺書が全文引用されているピュリッツァー賞及びペン/フォクナ―賞受賞作品の原作本(マイケル・カニンガム著)もディスクと併売継続されることを期待する。
冒頭のウルフの遺書を読む場面から最後の入水時まで、グラスの音楽は、水面の漣や流れの如く、心象時間の表象である漸進性を体感させながら、映画作品を生命体にするエネルギーだった。
“彼女にとって 自殺は悲劇ではなく―人生を完結させるための決断だった
西洋より日本の文学に近い
人生をまっとうするための手段として自殺がある
つまり彼女の場合 絶望や狂気からの行為ではなかった
だから音楽も従来の死の象徴である必要はなかった
意志で選択された死だ”(P.グラス)
なかなかウルフの著作が読めない。友人が「蚕が桑の葉を食べるように本を読んだよね」と言っていたように、1日2~3冊読んだ小学生時代が嘘のようで懐かしい。
故神谷美恵子が病積学的研究を行った、
ヴァジニア・ウルフVirginia Wolfの祥月命日(1941年3月28日)に。