テレビアニメーション「WOLF'S RAIN」のサントラは、ブラジルを代表するアーティストJoyceが3曲もヴォーカルをとり、作詞でも参加している豪華盤。菅野ワールド・ミーツ・ブラジリアン・サウンド!≪都会の野生≫をテーマに描いた、なんとジョイスを招いてのボサノヴァの世界。しかし、主題歌はロックに、エンディングは美しく、そしてワルシャワ、ローマでのオーケストラ録音も、とあまりにも贅沢ながら、これが≪菅野アニメーション・サントラ≫のひとつの形になっているのが、すごすぎる。
タワーレコード(2009/04/08)
意欲作しか出さない天才、菅野よう子、超待望の
噂の大傑作サントラ。
そう、ファンの間でも話題騒然だったように、今回は
ブラジル録音です!!!!
『ウルフズ・レイン』(2003)サウンドトラック
音楽 菅野よう子
2003年に、フジテレビ深夜でオンエアされた
アニメーションのサウンドトラック。大ヒット『カウボーイ・
ビバップ』の製作チームによる新作で、音楽はもちろん
今、日本サントラ・シーンで最も熱い、菅野よう子。
すでにヒット中の坂本真綾による美しいナンバー「グラ
ヴィティ」、ロックなオープニング・テーマ「ストレイ」のほか、
話題のドラマ部分の音楽の多くは、なんとブラジル録音!!
しかも、ジョイス、マルコス・スザーノ、ボカ・リブレなど、
本場の凄腕&人気アーティスト参加!!というブラジル
音楽ファンも要チェックというものすごいシロモノ。
そのメンツで、ボサノバに、思索的なジャズです。
そして、天野正道サウンドでお馴染みのワルシャワ・フィル
での録音もあり、ローマではモリコーネのサントラの録音も
しているミュージシャンの方々と録音!美しいストリングス
・サウンドを聴かせます。・・・とエライことになってます。
全音楽ファン必聴!!!!
(渋谷店はアニメ/ゲームCDコーナーが4Fにございます)
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/09/23)
2002年には、「tokyo. sora」やTVドラマでも音楽を手掛けた作曲家、菅野よう子。アニメ・ファンにはすでに神格化されつつある彼女の新作は、「カウボーイ・ビバップ」の流れを踏む岡村天斎作品「WOLF'S RAIN」のサントラ。ロード・ムーヴィー形式というコンセプトからか、展開されるのは南米、ヨーロッパ、アジア、NY――〈歌〉を求めてめぐる世界旅。かのブラジリアン・ディーヴァ、ジョイス、CMでも人気のラジュ・ラマヤ、声優の坂元真綾。姫君ヴォイスに辿り着くたびに泣かせる構成はさすがの一言。ボサノヴァ、ジプシー音楽、クラシックからジャズ、和楽、電子、バレエ、A&M系まで、捨て曲ゼロのハイパー・フュージョン。これを聴かなきゃ現在の日本のサントラ界は語れない!?
bounce (C)山口 哲一
タワーレコード(2003年4月号掲載 (P157))