ヘヴィ・ロック・バンド、リンキン・パーク、2003年発表のセカンド・アルバム。前作同様、ドン・ギルモア・プロデュース、流麗なメロディにヒップ・ホップを融合したサウンドと真摯なメッセージ性を示す作品。期待に応えられない若者の無力感と抵抗を描く「ナム」他を収録。 (C)RS
JMD(2019/02/15)
デビュー・アルバム「ハイブリッド・セオリー」が2001年アメリカで最も売れたCDとなり全世界でも1500万枚を越えるセールスを記録、グラミーのハード・ロック部門も受賞と瞬く間に世界制覇を遂げたリンキン・パークの2ndアルバム。。チェスターの心に響くシャウトとマイクのスキルアップしたラップが今まで以上に心に響きわたり、押し引きを心得たサウンドは前作以上に聴き易くなり多くのファンを獲得した傑作!
タワーレコード(2009/04/08)
このスケール、圧巻である。俗世の喧騒から逃れて一気に天上界へと登り詰めてしまったような、ある種の神々しさが漂う。そりゃ無理もない。リンキン・パークは〈時代性〉を伝えるバンドではなく、〈音楽そのもの〉を創造するクリエイター集団だからだ。われわれを未知の世界へと誘う約40分のロック・ワールドが展開する待望の新作。そこにはハリウッド映画顔負けの興奮、そして迫力がある。鋭い技巧と自由な作風。プロトゥールズを駆使した精度の高い演出の数々は、以前にも増してハラハラ・ドキドキの連続で一寸の無駄もない。課外活動で培ったラップ・スキルはより洗練され、強引な駆け引きに頼らないフットワークの軽さを見せつける。完璧なエンターテイメントであり、全世界で1,500万枚を売り上げた前作を凌ぐのは確実。しかも、ちゃんと音楽に6人の情熱と魂が刻まれてるところが凄い。
bounce (C)トリプル永地
タワーレコード(2003年4月号掲載 (P87))