デイヴ・グロール率いるロック・バンド、フー・ファイターズの通算4枚目のアルバム。ヒット・シングル「オール・マイ・ライフ」を含む、全13曲を収録。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
2002年発売、よりハードに、ラウドに進化した4thアルバム。デイヴ・クロールのメロディ・メイカーとしてのセンスと疾走感が爆発する「オール・マイ・ライフ」をはじめ、世界中のロック・ファンから絶大な支持を得て大ヒットを記録!
タワーレコード(2009/04/08)
課外活動であるクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの最新アルバム『Songs For The Deaf』では、本職(?)のドラマーとしても絶好調、デイヴ・グロールが率いるフー・ファイターズの新作。ギター・ロックにこだわり続けて早云年、同じフォーマットをこれだけ新鮮に響かせることのできるバンドもそうはいない。よりヘヴィーに、よりポップに(=より多くの人に伝わるように)、そしてなにより、自分たちの満足を追究してきた結果の確信に満ちたサウンドは圧巻の説得力。完成直前のアルバムを一旦ボツにして一気に作り上げたらしく、激情を素直に炸裂させたアグレッシヴでザラついたサウンドがそんなポップさと共存するバランスも素晴らしい。悲嘆や怒りや諦念をポジティヴに反転させるためのロックに、絶対の信頼を置いているがゆえの清々しいまでのたくましさ。〈グランジ〉もここまで来ました。
bounce (C)木村優宏
タワーレコード(2002年11月号掲載 (P85))