ロック・バンド、Hawaiian6のファースト・フル・アルバム。ハイスタ直系のメロディックなサウンドを軸に展開するメロディーは、山口百恵などに代表される哀愁を帯びた昭和歌謡の影響を色濃く反映する独自なスタイルを見せている。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
Hi-STANDARD&BBQ CHICKENSの横山健ちゃんプロデュース。HAWAIIAN6の1st.アルバムは”PIZZA OF DEATH”からリリース!
1997年のバンド結成以来、どこか切なく、激しく、胸にぐっとくるメロディーセンス、そしてライブパフォーマンスで独自の街道を突っ走ってきた彼ら。凡百のメロディック・バンドとは一線を画した素晴らしすぎるサウンド・センスには定評がある。クラッチ(VO./G.)、タイヤ(B./Cho.)、ディーゼル(Dr.)によるスリーピースという最小の編成ながら最大のパワーを感じさせる稀有なバンド。これ聴いてからライブ会場へ足を運ぶべし!HAWAIIAN6を五感で体感しろ!
タワーレコード(2009/04/08)
偶然どっかでかかっていた、まったく知らない、でもインパクトあるメロディーを、訳もなく繰り返し口ずさんだり、鼻で歌ったり。そんな体験は誰にもあるはず。彼らが叩き出す音も、人々を容易にそんなふうにさせる強烈な個性を持つ旋律が主軸。〈メロディー主体〉のロックなぞごまんとあるが、おもしろいのは、山口百恵、タイガース、ジュリー、オフコースなどが好きだと公言する彼らの場合、そのフレーズの裏っ側にほんのり昭和の匂いが感じ取れるところだ。日テレ青春ドラマのワンシーンを想起させるフレーズもチラリとあったりで、その時代をリアルに生きた大人たちも思わずニヤリとさせられるんじゃないか。時に胸を熱くさせ、時に涙腺を緩ませる泣き泣きのメロが突風と共に耳に押し寄せるファースト・アルバム。ちなみに本作はPIZZA OF DEATHからのリリース、かつ横山健(BBQ CHICKENS)のプロデュース作でもある。
bounce (C)Amy
タワーレコード(2002年7月号掲載 (P91))