前作『カリフォルニケイション』の哀愁路線を推し進めた2002年作品。力強さとメロディが詰まったロック・チューン「バイ・ザ・ウェイ」を筆頭に、過去最高にメロディが散りばめられたドラマティックな曲、その曲にのるアンソニーの優しい‘歌’がボクらの心に響き渡る傑作!
タワーレコード(2009/04/08)
全世界で1、300万枚を売り上げた前作「CALIFORNICATION]から3年振り、通算8枚目となるオリジナル・アルバム。
いやもう、ホントにホントに傑作!大体レコード屋のコメントなんて誉め言葉しか書いてないもんだけど、これはホン信用して下さい!最高です!ベース ブリブリ、グルーヴ満載の「これぞレッチリ!」といた感じのシングル(1)、スライド・ギターをフューチャーした(11)、スカ・ファンクで陽気な(13)など、従来路線の曲も新境地を切り拓いた曲もあり、全部良いです!アメリカが誇るミクスチャーバンドから世界最強のロックバンドへ。アンソニー、フリー、チャド、そしてジョン。この4人だからこそ作れた、この4人にしか作れない文句ナシの名盤!全人類必聴!! (C)DaKaRa
タワーレコード(2002/10/09)
これまでの彼らのイメージであるラップ/ファンク/パンクといったスタイルは、ほとんど姿を消した。人前で平気でチ○ポをさらすような無鉄砲さは、もはや求められない。代わってここにあるのは、メロディアスで、センチメンタルで、メロウで、哀愁たっぷりの楽曲の数々である。かつての彼らより、REMやスミスやジャクソン・ブラウンあたりに近い音なのだ。だがこれは40歳となった彼らが、〈その都度の自分自身に忠実であり続ける〉というポリシーどうりの音楽を作ったというだけの話である。そしてアルバムは、過去最高とも思える楽曲の完成度が示すように、素晴らしい仕上がりなのだ。本作はバンド史上初めて、何のトラブルも精神的ストレスもない、心穏やかな状態で作られた。本作の落ち着きと繊細さ、優しさはその忠実な反映である。何度も聴き返し、味わい尽くしたい、愛すべき傑作。
bounce (C)小野島 大
タワーレコード(2002年7月号掲載 (P90))