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〈熟議投票〉の政治学 アイルランドの憲法改正にみる民主主義の変革

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構成数 : 1

第1章 序論
(1)背景と問い
(2)対象と方法
(3)本書の構成

第I部 アイルランドにおける〈熟議投票プロセス〉

第2章 アイルランドの政治と憲法
第1節 アイルランド政治と憲法改正手続
(1)議会と政党システム
(2)憲法改正と国民投票
第2節 アイルランド憲法と社会的・道徳的争点
(1)「婚姻の平等」をめぐる議論の変遷
(2)人工妊娠中絶をめぐる議論の変遷

第3章 ミニ・パブリックスと憲法改正
第1節 憲法会議と「婚姻の平等」
(1)憲法会議
(2)「婚姻の平等」国民投票
第2節 市民議会と人工妊娠中絶
(1)市民議会
(2)人工妊娠中絶国民投票

第4章 熟議デモクラシー論と直接投票
第1節 直接投票プロセス論と熟議
(1)「まず話しあい、それから投票する」
(2)レヴィの「熟議投票」論
(3)ランデモアの「一般投票プロセス」論
第2節 熟議システム論と直接投票
(1)マンスブリッジらの「熟議システム」論
(2)熟議システム論における直接投票の位置づけ
(3)熟議の2つの質

第5章 ファシリテーション再考
第1節 熟議デモクラシー論におけるファシリテーション
(1)熟議/ファシリテーションをめぐるジレンマ
(2)仲介行為とファシリテーション
(3)「包摂性と多元性」の2つのレベル
第2節 ファシリテーション概念の拡張
(1)「熟議システム論」からの捉え直し
(2)ファシリテーターとしてのアクティビスト?
(3)〈熟議投票プロセス〉のファシリテーション

第6章 事例の分析と評価
第1節 「婚姻の平等」合法化過程の分析と評価
(1)ミニ・パブリックス内のファシリテーション
(2)ミニ・パブリックスをめぐるシステム的影響
(3)キャンペーンをめぐるシステム的影響
第2節 人工妊娠中絶合法化過程の分析と評価
(1)ミニ・パブリックス内のファシリテーション
(2)「婚姻の平等」合法化過程との共通点・相違点
(3)「反復一般投票」としての機能?

小括

補論 2024年の「家族」と「ケア」をめぐる国民投票
第1節 2024年国民投票の争点
(1)第39次改正(家族)法案
(2)第40次改正(ケア)法案
第2節 2024年国民投票の実施過程
(1)キャンペーンの実際
(2)分析と考察

第II部 日本における〈熟議投票プロセス〉の可能性

第7章 憲法改正と「国民的議論」
第1節 憲法改正に関する法制度
(1)発議前――ミニ・パブリックスでの熟議可能性
(2)発議後――キャンペーンでの熟議可能性
第2節 「国民的議論」の可能性
(1)エネルギー・環境の選択肢に関する討論型世論調査
(2)みんなで決めよう「原発」国民投票

第8章 地方自治体における住民投票
第1節 諸外国における住民投票制度
(1)米国およびドイツ
(2)英国およびフランス
(3)法制化の方向性
第2節 わが国における住民投票法制化への試み
(1)地方自治基本法構想
(2)住民投票に関する特別措置法案

第9章 住民投票法制化への一試論
第1節 憲法第95条「復活」の可能性
(1)憲法第95条の立法趣旨
(2)憲法第95条をめぐる議論の展開
(3)「一国多制度」の根拠としての第95条
第2節 あり得る批判とそれに対する反論
(1...

  1. 1.[書籍]

熟議と投票は、対立するものなのか。本書は、ミニ・パブリックスと国民投票を結びつける〈熟議投票〉という民主主義の新たなプロセスを理論化し、アイルランドの憲法改正事例を通じて検証する。投票を「プロセス」として捉え直し、日本の民主主義への示唆を提示する一冊。

作品の情報

メイン
著者: 徳田太郎

フォーマット 書籍
発売日 2026年03月02日
国内/輸入 国内
出版社明石書店
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784750360775
ページ数 312
判型 46

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