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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2020年11月30日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 協同医書出版社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784763910882 |
| ページ数 | 196 |
| 判型 | B5 |
構成数 : 1枚
◆第1部 基本をおさえる
レクチャー1 臨床のなかの物語る「私」(佐藤公治)
レクチャー2 「私」の多様なありかた(田中彰吾)
レクチャー3 「私」と身体メタファー(篠原和子)
◆第2部 臨床のなかの物語る力
対話1 リハビリテーションにおける「私」と「あなた」(本田慎一郎・玉木義規)
対話2 ダイアローグが創るモノローグ(中里瑠美子・三上恭平)
教育心理学、哲学、認知言語学、そしてリハビリテーション治療学とのコラボレーション
姉妹編『臨床のなかの対話力』の、その次のステージへ
本書は『臨床のなかの対話力』(2019年刊行)の続編です。
本書では、前著で「対話力」と呼んだものの実体にさらに迫りたいと考えました。
それは、「対話」の口火を切り、それを維持していく力は、「私」という意識が対話の相手へと向けた言葉を探し出し、表出するという行為によって成立しているからです。
そしてまた、言語を使う人間の能力が、発達や学習に果たしている役割を理解することは、対話的な発見と学習の場であるリハビリテーション臨床の世界においても「治療理論」のベースとして意識的に活用されるべきであり、「対話力」を「物語る力」としてアクティブに捉えることで、治療における回復に向けた患者さんの原動力をよりいっそう具体的にイメージすることができるのではないかと考えたからです。
患者さんの抱える問題は、脳機能障害による運動も含めた行為全体にわたる複雑なものです。そして、その問題の解決は、どうしても患者さんの脳に備わった仕組みへのアクセスを介して図られなければなりませんし、リハビリテーション治療の目的もまた、そうした認知プロセスをどのように回復させていくのかということに尽きます。
そのアクセスのための経路、言わば人間の認知プロセスの仕組みの変化を知るために患者さんとセラピストとが出会う領域として着目しているのが、「対話」という姿で現れる、言語を使う人間の能力の創造性であり、それらが生み出す具体的な記述の分析と治療への応用です。
本書は、人間に備わる記述能力を「自分の経験を記述し,それを創り上げていく」という意味合いを込めて「物語る能力」と捉え、その能力が生み出すダイナミズムをリハビリテーション治療に活用する方法を提言しています。
リハビリテーション治療に留まらず、保育や教育学、そして心理学に関わる職種にとっても興味深く、実践の手がかりにあふれた内容です。

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