現在でも伝説的ベーシストとしてMAGMAファンの間で語り継がれているJannick Topが、'74年秋にMAGMAを脱退した後、当時MAGMAのマネジメントを務めていたGiorgio Gomelskyから誘われる形で'75年10月に開催されたフランス国内のジャズ・フェスティバル「Nancy Jazz Pulsation」に参加する際、後にMAGMAの『UDU WUDU』にも提供される事となる、当時Jannickが完成させたばかりの"De Futura (Hiroshima)"を演奏する為に、Christian Vander(drs)・Didier Lockwood(vl)・Stella Vander(vo)・Gerard Bikialo(key)らMAGMAのメンバーやNUCLEUSのJocelyn Pitchen(g)、ZOOのMichel Ripoche(vl)らを迎え臨時的に結成された総勢18名のユニット:UTOPIC SPORADIC ORCHESTRA。'01年にはJannick自身が設立したUtopic Recordsより、ユニットによる本番前日のリハーサル音源と当時ブートレグとして流通していた本番当日のライブ音源をまとめて収録した発掘ライブ盤『NANCY 75』がリリースされておりましたが、この度"De Futura"の初演から50周年を記念して、MAGMAフォロワーの作品のリリース/発掘を専門とするSoleil ZeuhlレーベルとUtopic Recordsの共同制作により'26年遂に初LP化が実現!
Jannick自身は本番当日のライブ音源のLP化を希望していたとの事ですが、音質との兼ね合いもあってLPにはリハーサル音源が採用されたとの事。このリハーサル音源は現時点で記録が残っている中では最古の"De Futura"の演奏となっており、後のMAGMAでの演奏と比べると大所帯&初演という事もあって、Christianのドラミングも含めてスコアを重んじた比較的丁寧な演奏とはなっているものの、やはりギター/ドラムス/チェロ各2名、バイオリン3名、鍵盤4名を擁する大所帯による演奏は随一の重量感を誇る内容となっており、"Hiroshima"という副題が示唆する通り人間が犯した愚行への警鐘を音で表現した、Zeuhlサウンドの一面を象徴する暗黒極まりないジャズ・ロックサウンドはまさに圧巻です!
更に今回"De Futura"のリハーサル音源に加え、Jannickが'75年にUtopiaレーベルからソロ名義でリリースしたシングル曲"Utopia Viva"・"Epithecanthropus Erectus"を各面に収録(尺はシングル盤に準拠)。こちらはドラムス以外全てJannick一人の多重録音にて制作された楽曲となっており、特に"De Futura"のプロト・タイプとなった"Epithecanthropus Erectus"は必聴です!
発売・販売元 提供資料(2026/03/03)