yorikoこと岡澤方子のアルバム『光と祈りのハーモニー』は、生きとし生けるすべての命の尊さが何度も問われてきた時代を生きる私たちへ捧げられた、鎮魂と希望の作品集である。
生きとし生けるすべての命へ。
光と祈りが静かに寄り添う、ピアノで紡がれた鎮魂と希望の物語。オリジナル、カバーアレンジ共に、共演アーティストと織りなすハーモニーも大きな魅力だ。
人はなぜ音楽を奏でるのだろうか。
それは、言葉にならない痛みや祈りを、音に託すためなのかもしれない。
yoriko こと岡澤方子のアルバム『光と祈りのハーモニー』は、生きとし生けるすべての命の尊さが何度も問われてきた時代を生きる私たちへ捧げられた、鎮魂と希望の作品集である。本作に流れるのは、特定の誰かのためだけの祈りではない。戦争、災害、差別、虐待、環境破壊──人間のエゴや利益追求の裏側で、声を上げることすらできず犠牲になってきた人々、そして動植物を含む、すべての命への静かな祈りである。yoriko は長年、国内だけでなくロシアやウクライナをはじめとする音楽家たちと国境を越えて音楽を共にしてきた。音楽は国境を越えると信じてきたその歩みは、戦争という現実によって引き裂かれる。親しい音楽仲間との断絶、次々と失われていく若い命、破壊される街──その現実に直面したとき、彼女の心は深く傷つき揺さぶられた。
さらに愛する父、そして大切な友人との別れが重なり、「生きること」と「死」との距離が、これまで以上に切実なものとして立ち現れる。
それでもなお、人の本質には優しさがあると彼女は信じる。
本作のコンセプトである「光と祈りのハーモニー」とは、その信念の表明だ。光とは、人の内に宿る優しさ。祈りとは、生きとし生けるもの、すべての命への鎮魂と平和への願い。そしてハーモニーとは、異なる存在が共に響き合い、調和することを意味している。
ベヒシュタインC234 が置かれた上質な録音空間で紡がれた音色は、ガラスのように繊細でありながら、深い温もりを湛えている。優しく語りかけるような旋律も、世界の不条理に対する嘆きと憤りを映し出す激しい音も、すべて「それでも人は優しくなれる」という静かな希望へと昇華していく。
このアルバムは、答えを提示するための作品ではない。ただただ、耳を澄ませ、共に感じ、共に祈るための音楽であり作品である。
発売・販売元 提供資料(2026/02/20)