Pentastar Music Verlagは、1969年にジュリオ・ペトローニが監督を務めた西部劇『復讐無頼・狼たちの荒野(Tepepa)』の、エンニオ・モリコーネによるオリジナル・スコアをCDでリリースできることを誇りに思います。Franco SolinasとIvan Della Meaが脚本を手がけ、主演のトーマス・ミリアンやオーソン・ウェルズをはじめとする豪華キャストが名を連ねる名作です。
物語の舞台はメキシコ。かつての「同志」であったマデロによる新政府に不満を抱く小作人のテペパは、革命家から国家元首へと転身したマデロに裏切られたと感じながらも、忠実な仲間と共に政府軍への闘争を続けていました。テペパは冷酷なカスコッロ大佐と幾度となく対峙しますが、同時にイギリス人医師ヘンリー・プライスからも執拗に追われていました。プライスは、かつて自分が愛した令嬢をテペパに奪われ自殺に追い込まれたとして、復讐の機会をうかがっていたのです。激闘の末、テペパはカスコッロを討ち取りますが、最後は憎しみを抱き続けていたプライス医師の手によって、治療の直後にメスで殺害されるという衝撃的な結末を迎えます。しかし、テペパの死は革命の終わりではなく、彼の志を継ぐ者たちが戦いを引き継いでいくのでした。
エンニオ・モリコーネは、この革命ウエスタンというジャンルに対し、メキシコの情緒を湛えた荘厳な主題曲を書き上げ、再び傑出したサウンドトラックを誕生させました。このテーマは劇中に繰り返し登場し、テペパとプライス医師の関係を描くカントリー調のモチーフや、緊張感あふれるサスペンス音楽と交互に奏でられます。また、ギターとオーケストラによる切なくも美しい「A meta strada」や、マリアッチの楽曲も収録されていますが、何より本編の核心を成すのは、クリスティの力強い歌声による「To Mexico I would like」です。この曲は、民衆全体の叫びとも言える革命の象徴となっています。
2003年11月、ストラスブールで開催された西部劇映画祭に向かう機内で、私は光栄にも主賓の一人であったジュリオ・ペトローニ監督と出会いました。監督は非常に謙虚で素晴らしい人物で、モリコーネに対して深い敬意を抱いており、特に『復讐無頼・狼たちの荒野』の音楽には大変満足していると語ってくれました。ホテルの小部屋で監督と共に本作を鑑賞した際、最後には監督が深く感動されていた光景は、今でも忘れられないエモーショナルな瞬間です。今回のCD化にあたっては、巨匠モリコーネ本人が承認した当時のステレオ・マスターを使用しており、収録時間は73分21秒に及びます。映画ファン、そして質の高いサウンドトラックを愛するすべてのコレクターにとって、必携の1枚と言えるでしょう。
発売・販売元 提供資料(2026/02/20)
ノスタルジックなメロディがファン心をくすぐる
『復讐無頼・狼たちの荒野』(1968)
サウンドトラック
音楽 エンニオ・モリコーネ
監督 ジュリオ・ペトローニ
主演 トーマス・ミリアン、スーザン・ジョージ
これは、かなり濃密なマカロニ・ウエスタン・サウンドトラック!
メインテーマであるメロディがノスタルジックでメキシカン調
でなんともいえない哀愁を漂わせ、クールなギターが
きまり、力強い女声ヴォーカル、クリスティの歌唱が響く!!
まさに、モリコーネらしいマカロニを堪能できる傑作!!
(C)馬場敏裕
タワーレコード(2004/09/12)