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南洋群島に生きた沖縄移民 〈不可視化した世界/忘却した時〉をたぐりよせる

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構成数 : 1

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序 章
1 目的と背景
2 問題意識
3 先行研究の検討
4 課題と視角
5 本書の構成

第I部 締め出された者たちの歴史

第1章 北マリアナ諸島における南興糖業の構築過程
はじめに
1 スペインとドイツによるチャモロの周縁化
2 近代糖業の移植者としての松江春次の経歴
3 サイパン島の開拓過程における沖縄出身者のストライキ
おわりに――ストライキのインパクト

第2章 金武湾一帯から北マリアナ諸島へまたがる生活圏の創出
はじめに
1 旧慣温存期における美里間切石川の暮らしの変容――初期入植世代が生まれた頃
2 ハワイ移民の誕生――初期入植世代が十代だった頃
3 分蜜糖製造の奨励と山原船交通の変容――初期入植世代、サイパンへ
おわりに

第II部 宙づりにされた「楽土」を生きる

第3章 南洋群島における開発過程と初期入植世代
はじめに
1 サイパン・テニアンにおける製糖業の興隆とその舞台裏
2 カロリン諸島における鰹漁・鰹節製造業の興隆
3 商業の発達と市街地の形成
4 南洋庁植民地区画における蔬菜・パイナップル栽培の萌芽
おわりに

第4章 ある家族の「南洋移民」という生存戦術
はじめに
1 持たざる者の横顔――一九三一年~一九三二年
2 変化の胎動――一九三三年
3 南洋へ――一九三四年
4 託された希望/潰えた命――一九三八年
5 戦時経済の前兆を生きていた伊波家――一九三五年~一九四一年
おわりに

第III部 帝国の子どもになる

第5章 南洋教育世代の成長と植民地空間の生成
はじめに
1 南洋庁の島民・邦人教育の基本方針
2 尋常小学校の建設過程にみる南洋庁の消極姿勢――一九三〇年代半ばまで
3 教員の「群島児童」へのまなざしと教育実践――一九三〇年代半ば以降
4 サイパンとパラオにおける中等教育施設の設立過程
おわりに

第6章 サイパン島における南洋教育世代の中等教育経験
はじめに
1 サイパン実業学校生の教育経験とそのゆくえ
2 サイパン高等女学校生の生活世界
おわりに

第IV部 〈戦世〉を旅して

第7章 総力戦体制下における熱帯資源開発・要塞化と「沖縄人」
はじめに
1 パラオ諸島の「南進」拠点化と要塞化――一九三六年~一九四〇年
2 群島全域における熱帯資源開発・要塞化と既存事業への影響――一九四〇年~一九四三年
3 子どもの語りにみる国民学校という抗争の場
おわりに

第8章 パラオ諸島へ渡った戦時労働世代とその家族の越境・離散経験
はじめに
1 パラオ諸島へ渡るまで――一九二〇年代後半~一九三〇年代前半
2 大工から現地召集兵になる――一九三〇年代後半~一九四〇年代半ば
3 崎本部における二つの家族と戦場化――一九三〇年代後半~一九四〇年代半ば
4 戦時経験と生きる――引き揚げ後から現在まで
おわりに

終 章
1 沖縄の人びとの南洋群島経験――四つの世代・地域・ジェンダー
2 引き揚げ後、各世代は南洋群島経験とどのように向き合ってきたのか
3 日本帝国史/植民地研究および沖縄近代史への提起

あとがき
図一覧
表一覧
参考文献
索引

  1. 1.[書籍]

南洋群島に生きた沖縄の人びとの経験を、オーラルヒストリーや手記・写真・家計簿など多様な資料から描きだす。移民送出地域の変容、製糖業・鰹節製造業などの労働現場から、子ども世代の帝国意識の醸成、戦時動員と引き揚げによる離散までを丹念に追う。独自の世代論と地縁血縁・ジェンダーへの着目を通じて、新たな視点を提起する。支配されつつ支配する側へと駆り立てられた移民の社会史。

作品の情報

メイン
著者: 森亜紀子

フォーマット 書籍
発売日 2026年03月10日
国内/輸入 国内
出版社京都大学学術出版会
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784814006403
ページ数 646
判型 A5

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