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引きこもるという情熱

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構成数 : 1

この本を読むために

I 引きこもり現象の背景
第一章 引きこもりの社会心理学的背景
三つの背景
〈人は人、自分は自分〉という倫理
自己領域化現象について
高学歴化と教育家族
青年期
成人期への猶予
モラトリアムの空洞化

第二章 社会的引きこもり観の限界
学校引きこもりと社会的引きこもり
これまでの「社会的引きこもり」観
引きこもりへの外挿法的接近
フリーターという緩衝帯
自在性の喪失と居場所の喪失
〈自分らしさ〉とは何か
自己からの引きこもり­­—自己間関係からの撤退
内部に組み込まれた教育的他者

第三章 引きこもりの危機I 引きこもり引き出し人
引きこもり引き出し人の思想と行動
「第三項排除」という論法
「待つ」から「押し出す」へ
「見守る」という姿勢

第四章 引きこもりの危機II 社会的自立論について
人生の無駄遣い三つの「引き出し」方法
「子ども部屋が原因」という俗説について
親の接し方の失敗
危機回避の心的メカニズム

II 正しい引きこもり 引きこもりにはプロセスがある
第五章 引きこもりの往路 引きこもりのプロセス1
引きこもりのプロセス
引きこもりの往路
「戻れコール」のシャワー
見えない内部の敵

第六章 滞在期について 引きこもりのプロセス2
滞在期で過ごす時間
「囁き人」のスタンス
安心で安全な場所の保証

第七章 自己領域と帰路について 引きこもりのプロセス3
滞在期から帰路へ
自己領域とはどんな場所か
古い自分の死
新しい自己の誕生
人それぞれの籠もり方
自己領域に籠もれなかった引きこもりの話
帰路につけない引きこもりの話
「パラサイト・シングル」は悪くない

III 具体例を考える
第八章 女性が引きこもるとき
引きこもりと性差
外からの刺激への恐怖
滞在期を支えた二人
対関係の成立

第九章 引きこもりを生み出す環境 〈教導する父〉の問題
「生まれ直し」というテーマ
Y子さんの場合
引きこもりの要因—環境としての父
引きこもりの要因—環境としての母
引きこもりの要因—「いい子」という期待の重さ

第十章 引きこもりの意味 撤退と退行
撤退と退行
去勢化の完成体としての「いい子」
意志的行為としての拒食
リビドーの三段階の歴史
退行における願望の内実
結婚生活の破綻
自己領域に籠もることの承認

IV 引きこもりの失敗
第十一章 引きこもりと暴力 正しく引きこもることの大切さI
引きこもりの「物語」
人格障害とは何か
引きこもりと回避性人格障害
事件と引きこもり
引きこもりの失敗と暴力

第十二章 正しく引きこもることの大切さII—西尾市十七歳ストーカー殺人事件
自己改造という自己像母への思慕の二重化
引きこもる勇気
自己同一性の不全

あとがき

付録
引きこもりの家族学
引きこもりは自己からの撤退である
引きこもりの往路、滞在期、帰路
侵入的でないかかわり
正しい引きこもりを阻むもの
社会的自己に責められる
十分...

  1. 1.[書籍]

引きこもり論の名著 『引きこもるという情熱』待望の再刊!
引きこもりは希望である。引きこもりの往路・滞在期・帰路のプロセスを十全に歩みきることしか、引きこもりからの帰還はありえない。引き出し症候群とその周辺にある考え方を理論的に批判し、引きこもり現象を全面肯定する。
本書は2002年に雲母書房より発売された『引きこもるという情熱』の再刊であるが、巻末に「引きこもりの家族学」(『ついていく父親〈新版〉』 春秋社)、および高岡 健氏による解説を収録した。

作品の情報

メイン
著者: 芹沢俊介

フォーマット 書籍
発売日 2026年02月05日
国内/輸入 国内
出版社くるんば
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784910972053
ページ数 232
判型 46

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