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構成数 : 1
序 章 〈間宗教テクスト〉論の展望
1 中世宗教テクストの相貌
2 〈間宗教テクスト〉とは何か
第I部 聖徳太子と〈間宗教テクスト〉
序 説 仏教神話としての聖徳太子伝
第1章 海を越えた聖典
——〈間宗教テクスト〉としての伝記と聖遺物
はじめに —— 転生する聖徳太子
1 仏法伝来を象る慧思再誕説と法華経
2 〝聖遺物〟と化した細字法華経
3 太子「前生所持経」の創出 —— 定海勘文
おわりに —— 太子像に籠められた細字法華経
第2章 片岡山飢人伝承の生成と変成
——〈間宗教テクスト〉による共有知
はじめに ——〈間宗教テクスト〉としての片岡山飢人伝承
1 『書紀』と『霊異記』の差異
2 片岡山伝承の生成
3 仏教説話と和歌における片岡山説話の展開
4 片岡山飢人伝承の解釈学と物語化
5 中世宗教権門間抗争の焦点
おわりに —— 飢人伝承を創成する〈間宗教テクスト〉
第3章 片岡山飢人説話再考
—— 光定『伝述一心戒文』が創出する仏教神話
はじめに —— 古代太子伝と仏教神話の創成
1 最澄の太子崇敬と『天台法華宗付法縁起』
2 光定『伝述一心戒文』の伝言(メッセージ)
おわりに ——『伝述一心戒文』による仏教神話創成
第4章 南無仏太子像の文化的記憶
はじめに —— 南無仏太子の誕生
1 拳内御舎利と南無仏太子の生成
2 太子童子形図像の展開と南無仏太子像の誕生
3 南無仏太子像内納入〈間宗教テクスト〉の世界
おわりに —— 南無仏太子像の文化的記憶
第II部 〈間宗教テクスト〉の表現主体
序 説 〈間宗教テクスト〉の越境者たち
第5章 貞慶と慈円
——〈間宗教テクスト〉の楕円宗教空間
はじめに —— 貞慶と慈円の二重焦点
1 貞慶の宗教テクスト創成 —— 自利利他の実践
2 慈円の宗教テクスト創成 —— 真俗二諦の実現
おわりに —— 中世宗教世界を生みだす主体
第6章 秘伝の領域
—— 慈円と聖徳太子伝
はじめに —— 中世の密教伝授テクスト体系
1 慈円における「秘事口伝」の認識と実践
2 『毗逝別』における「秘伝」の輪郭
3 『毗逝別』秘伝言説の創成
4 慈円の太子崇敬と秘伝
おわりに ——〈間宗教テクスト〉としての秘事口伝
第7章 六道語りの系譜
はじめに —— 慈円『六道釈』は何をもたらしたか
1 慈円をめぐる諸位相の六道語り
2 女院の六道語りと慈円の接点
おわりに —— 雪の朝に交わされた歌
第8章 越境者の〈間宗教テクスト〉
—— 西行と後深草院二条
はじめに ——「西行」という〝越境〟
1 越境する西行
2 『とはずがたり』における二条の越境
おわりに —— 開かれた可能性としての西行と二条
第9章 歌う聖
—— 聖の詠歌行為
はじめに —— 僧侶の詠歌をめぐって
1 空也の歌
2 行基の歌
3 僧賀の歌
おわりに —— 聖の歌の地平へ
第10章 歌を書きつける聖
—— 西行・一遍・覚如の系譜
はじめに —— モノに書かれる歌
1 歌を書きつける西行
2 詠歌を書きつける聖たち —— 空也と達磨
3 絵伝中に歌を書きつける聖 —— 一遍・他阿・<...
交渉・抗争する文芸・図像・儀礼──。従来の文学史や思想史などの枠組みでは捉えきれない、中世日本の越境的なテクストに着目し、聖徳太子をめぐる伝承から、慈円・西行・後深草院二条らの作品、さらには絵巻を彩るイメージとその記憶、白熱する論義や宗論まで、多様な間テクストの連環によって生起する動的な中世像を描きだした挑戦作。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2026年03月12日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 名古屋大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784815812249 |
| ページ数 | 592 |
| 判型 | A5 |

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