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教育と政治を編み直す 規範的教育学の再構築

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構成数 : 1


序章 教育と政治を編み直す[髙宮正貴・杉田浩崇・市川秀之]
一 教育学と政治学をつなぐ意義
二 正義という問題領域
三 生政治という問題領域
四 人間形成という問題領域

第I部 正義

第一章 現代リベラリズムは教育制度・政策にいかなる規範を提示しうるか――ブリッグハウス/スウィフトの教育の正義論からの考察[児島博紀]
一 はじめに
二 〈教育の平等〉の擁護
三 リベラルな〈家族の価値〉論
四 教育制度・政策への規範的なアプローチとは何か
五 おわりに

第二章 国民の責務としての公教育――教育の平等から教育の正義へ[髙宮正貴]
一 問題の所在
二 ブリッグハウスらによる三つの原理とその問題点
三 アンダーソンの関係的平等主義と教育の正義
四 オニールのカント主義的構成主義に基づく三つの原理
五 教育政策に対する含意――むすびに代えて

第三章 教育のグローバルな正義と運命愛――他者の善き生への関与はいかに根拠づけられるか[橋本憲幸]
一 世界の教育現実を前に理論に何ができるか――問題設定
二 それでも人生にイエスと言う――運命愛
三 人生にイエスと言う他者に何もしなくてよいわけではない――グローバルな正義
四 他者の善き生に関与してもよいのはなぜか
五 SDG4でも運命愛でもなく正義から他者の善き生に関与する――結論

第四章 教育の正義とプラグマティズムの射程――教育政策、カリキュラム、可謬主義[生澤繁樹]
一 はじめに
二 教育政策の〈正しさ〉とは何か――政策の混迷と迷走のなかで
三 教育政策の〈正しさ〉の再考――予備的考察
四 政策探究の哲学としてのプラグマティズムの射程
五 おわりに

第II部 生政治

第五章 「教育」と「政治」をどのように編み直すか――「近代的主体」でもなく、「エージェンシー」でもなく[室井麗子]
一 近代における教育と政治の接合・交差――「近代的主体ならざる存在」の可視化と「近代的主体」の育成という課題
二 「近代的主体」形成の実践 ― 市民性教育ならびに主権者教育
三 Education2030プロジェクトと自由主義的統治
四 教育と政治をどのように編み直すか――困難さ、不可能性、葛藤、ジレンマに留まる

第六章 権力のメカニズムとしての楽観性――情動的な執着の効果[虎岩朋加]
一 はじめに
二 情動的転回
三 「残酷な楽観性」
四 楽観性との多様な関係
五 おわりに

第七章 ジャック・デリダと〈不可能な歓待〉の場としての学校[平石晃樹]
一 はじめに
二 歓待というアポリア
三 二つの歓待のあいだで
四 「他なるものの家でわが家にいること」
五 おわりに

第八章 利益(interests)の生政治――包摂/排除の境界事例としての「重度障害児」をめぐって[杉田浩崇]
一 はじめに
二 子どもの権利論と「利益」
三 生命倫理学における「利益」
四 統治の原理としての「利益」――生政治の展開
五 「利益」のオルタナティブに向けて――「あいだにあること」の意義
六 おわりにかえて――びわこ学園の事例から

第九章 遺伝子改造とアイデンティティ[森岡次郎]
一 はじ...

  1. 1.[書籍]

教育と政治の関係とは何か、「正義」「生政治」「人間形成」の3つの視点から理論的に問い直し、教育哲学と政治理論の架橋を目指す。

本書は、教育の規範をどのように導き出すことができるのかということについて、規範的政治理論と教育哲学を接合させる可能性を探る。一方、規範を提示すること自体が生権力になりうるのではないかという問題意識から、規範のもつ権力性を問い直し、批判するための視座として、生政治論を援用し教育の権力性について考察する。

作品の情報

メイン

フォーマット 書籍
発売日 2026年03月16日
国内/輸入 国内
出版社勁草書房
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784326251858
ページ数 368
判型 A5

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