ロードアイランド州ニューポートにて結成され、4ADの黄金期を支えたUSポスト・パンク・バンドの先駆、THROWING MUSES。ヴォーカル/ギターのKRISTIN HERSHを中心に、不規則なリズムと歪んだギターが織りなす唯一無二の音像を確立し、90年代オルタナティヴ・シーンに衝撃を与えた孤高のグループです。
絶賛された2020年作 『SUN RACKET』 の熱量を引き継ぎ、バンドのエソテリシズム (秘教的側面)へと立ち返ったという2026年作。ロードアイランド州ポーツマスのSTABLE SOUND STUDIOにてSTEVE RIZZOとともに制作され、KRISTIN HERSH自身のプロデュースによって、研ぎ澄まされたスケッチのような楽曲群に棘のあるアレンジを施した意欲作です。
バロック調の不穏な旋律が響く"SUMMER OF LOVE"、軽快なアコースティック・ストロークの裏側で不穏なサブ・メロディが這う"DRUGSTORE DRASTIC"、低く包み込むストリングスが熱烈な憧憬を浮き彫りにする"LIBRETTO"など、日常の断片をミニマリズム詩人レイモンド・カーヴァー的な鋭さで切り取った全9曲。メキシコ湾と南カリフォルニアの星空に触発されたという音像は、不透明な現代において希望の光を灯すような輝きを放っています。
結成から40年近くを経てなお、ヴィム (活力)とヴィガー (勢い)を失わない彼女たちの現在地。緻密に構成された不協和音と、KRISTIN HERSHの震えるような歌声が交錯する瞬間は、聴き手の五感を激しく揺さぶり、深い余韻を残します。
発売・販売元 提供資料(2026/02/06)