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構成数 : 1
I わたしが歩んだ道
一 自叙伝――わたしの思想史研究の足跡
二 青年時代に求めたこと
三 家族のことなど
四 フレッシュマン精神
五 「われ,ここに,立つ」――歴史の転機となった言葉
六 質疑と応答
II ヨーロッパ文化とは何か
一 ヨーロッパ文化の学びかた――その思想史は宝の山である
二 ヨーロッパ文化研究を志した二つの理由
三 ヨーロッパ文化と日本文化
四 理性の崩壊と再建
五 恥の文化と良心の文化
III 哲学とは何か
一 わたしは哲学をどのように学んだか
二 人間学について考えてみましょう
三 対話とはどのような行為なのか
四 ギリシアにおける哲学の起源
五 アウグスティヌスの生涯と思想
六 概念的思考の確立――プラトンからヘーゲルに至る哲学の歩み
七 ドイツ観念論の哲学
八 カントと啓蒙の精神
九 わたしはカントとヘーゲルをどう学んだか
一〇 現代人にとって自律は可能か
一一 実存弁証法の発展――個人主義的主体性の問題
一二 体系的思考と思想史的思考
IV 宗教改革の意義
一 宗教改革が起こった原因を知っていますか
二 宗教改革と近代思想
三 変革期を読み解く――伝統社会から近代社会へ
あとがき
著者は中学二年生の時に惨めな敗戦に直面し,日本は欧米の高い文化を学び,新しい可能性を探求する以外に未来はないと確信した。それが80年に及ぶ研究と生活の原点となった。英語力を鍛えることから始め,高校時代は日本文学に馴染み,キルケゴールにも魅かれた。大学では外国文学を耽読し,経済学部に入るも思想への関心が高まり哲学科に移り,アウグスティヌスやルターに親しんだ。とくに約8000頁におよぶギボンの『ローマ帝国衰亡史』の原書を半年かけて読破したことで,語学とヨーロッパ理解の扉が開かれ,以後原典を中心にした研究の軸が定まった。
古代から中世,中世から近代というヨーロッパの二大転換期を代表するアウグスティヌスとルターを中心に,ヨーロッパ思想の研究に参入した。大学院では「アウグスティヌスの心」を執筆,就職してから刊行した処女作『ルターの人間学』で若くして学士院賞を受賞,大きな反響を受けた。
家族の話題や葛藤,友との楽しく豊かな交遊,キリスト教との出会いなどのエピソードからひととなりが伝わる。
著作と訳書は130冊ほどに及ぶが,哲学とは何か,ヨーロッパ思想とは何か,そして宗教改革についてが多い。実存主義に始まり,助手時代にカントとヘーゲルの著作を徹底的に読んで学問的作法を身に付け,以後古代から現代に至る多くの著作に親しんだ。なかでもマックス・シェーラーやブーバーを独自に研究,対話と間主観性を基礎に「人間学」を主軸としたヨーロッパ思想史研究に新境地を開いた。
90代の半ばを迎えた現在,日本文学を再読し固有な日本文化の探求に旅立った。若い読者や専門家にも有益な自叙伝。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2026年02月02日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 知泉書館 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784862854537 |
| ページ数 | 246 |
| 判型 | 46 |

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