モッズ・リヴァイヴァルの旗手としてロンドンから登場し、パンクの衝撃と60年代のソウル、ビート・ミュージックを融合させて英国音楽史を塗り替えた言わずと知れた3ピース・パンクス、THE JAM。PAUL WELLER、BRUCE FOXTON、RICK BUCKLERの鉄壁の布陣による鋭角なアンサンブルと社会への怒りを湛えたリリックは、当時の若者たちの代弁者として絶大な支持を集めました。
解散を目前に控えた1982年5月20日、マサチューセッツ州ボストンのORPHEUM THEATREにて行われた伝説的ライヴの模様を収録。ラスト・アルバム『THE GIFT』発表後のツアーということもあり、初期の爆発力にモータウンやファンクの影響を取り入れた円熟のサウンドが加わり、バンドが最もダイナミックな進化を遂げていた時期の記録です。
性急なビートに乗せてPAUL WELLERの鋭利なカッティングが冴え渡る"START"、ソウルフルなホーン・セクションを想起させるグルーヴが心地よい"A TOWN CALLED MALICE"など、怒涛の演奏を展開。さらにはすでに彼らのものとなったKINKSカヴァー"DAVID WATTS"や、後のTHE STYLE COUNCILを予見させるCURTIS MAYFIELDの"MOVE ON UP"における疾走感など、彼らの音楽的ルーツへの敬意も鮮明に刻まれています。
短くも激しく駆け抜けたバンドが、アメリカの地で見せた凄まじいまでの完成度と情熱を追体験できる貴重な音源資料。モッズ・アイコンとしての誇りと新たな音楽的地平を見据えた野心が火花を散らすこの一夜は、全ロック・ファン必携のライヴ・アーカイヴと言えます。
発売・販売元 提供資料(2026/01/30)